Archive for the 'エッセイ' Category
Sunday, January 2nd, 2011
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
過去2年の年賀エントリを見ると、「今年は、「自分」 自身のこと、「自分らしさ」を更に理解した上で、自己を確立していくための方向性を出して行けるように頑張りたいと思います。」なんてことを目標に書いていたのですが、昨年を振り返って見て、自分の周辺で起きる出来事や雑事に以前程は気をとられなくなったかなという点で、精神的には多少の進歩をしたかと思うのですが、具体的に何か形になるようなことにそれが結びついていないのがまだまだだなというところです。その辺の目標ばかりにとらわれていても仕方ないので、少しは進歩したのでとりあえずはよしとし、それはそれで将来再度改めて目標にするとして、今年は「自分の個性を活かしてできることで具体的な形になるものを何でもいいから一つやってみる」ということを目標にしようかと思います。言うなれば「案ずるより産むが易し」という感じでしょうか。
アメリカの景気も昨年に引き続き企業業績を中心として経済指標的には回復の兆しを見せてはいますが、これも昨年同様、生活者的には回復を実感できていないと思います。特に住宅価格に関してはまだお寒い限りで、着実に回復していくような感じにはまったくなっていませんので、ここがしっかり落ち着いてこないと本格的な消費性向は上向かないと思われます。そんな 中で、今年も平常心を保ち、引き続き次のチャンス到来に備えてじっくり準備しながら頑張りたいと思いますので、ご支援のほどよ ろしくお願いします。
2011年 元旦
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Friday, January 1st, 2010
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年の年賀エントリを見ると、「今年は、「自分」 自身のこと、「自分らしさ」を更に理解した上で、自己を確立していくための方向性を出して行けるように頑張りたいと思います。」なんてことを書いていたのですが、なかなかしっかりとは実行できなかったなというのが正 直なところです。職場の事情みたいなことに流されそうになる以外に、娘の世話に追われることも多く、今までにも増して「自分」を見失う言い訳は増える一方なのが現実です。ということで今年も再度同じ目標でやり直したいと思います。
アメリカの景気も経済指標的には回復の兆しを見せ始めたようですが、生活者的にはなかなか回復を実感できるまでには至っていないと思います。クリスマスの後に出かけたサンタローザのモールやデパートには結構な人だかりで、一見すると去年よりは良くなりかけているのかなと思わせるのですが、注意して見るとバブルの時のように両手にいくつもの買い物袋をぶらさげているような人は見当たりませんでしたので、本格的な回復はまだまだ先という感じです。そんな中で、平常心を保ち、次のチャンス到来に備えてじっくり準備するということにフォーカスしていけるように頑張りたいと思いますので、今年もご支援のほどよろしくお願いします。
2010年 元旦
P.S. 2008年12月に引き続き、2009年12月も何も書けずじまいでした。最低でも月に一度は書くことにしているのですが、ついつい忙しいと明日でいいやと伸ばしているうちにあっという間に1ヶ月が過ぎ去ってしまいます。その分、今年はちょっとしたことも日記的に何か書き残して行くことを目標にしたいと思います。
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Friday, January 2nd, 2009
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年は、新しい職場や生活環境で、「自分」を見失わないというようなことを目標としたのでしたが、どこまで守れたのかはちょっと怪しいというのが正直なところです。そんな中でも一番大きな出来事は、娘の誕生でした。今のところ子育ても体力的な困難を克服しつつ頑張っている甲斐もあってか、順調に成長していってくれています。アメリカを震源地とした金融恐慌に世界経済が揺れた2008年でしたが、世間全体に冷たい風が吹く中、多少気持ちが沈むこともありましたが、娘の笑顔や妻の励ましに支えられつつ、平常心を何とか保てたという意味では、少しは自分も成長したのかなと思います。
今年は、「自分」 自身のこと、「自分らしさ」を更に理解した上で、自己を確立していくための方向性を出して行けるように頑張りたいと思います。
今年もご支援のほどよろしくお願いします。
2009年 元旦
P.S.
12月は、ゼロエントリとなってしまいましたが、来週は、メンロパークからレッドウッドシティにアパートを引越しますので、まだ引き続き、更新が滞ることが予想されます。一応、先に言い訳しておきます。
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Tuesday, September 9th, 2008
フェデラーがUSオープン5連覇の偉業を達成しました。今回は、細かい試合の流れなどは書く時間がないので割愛します。試合自体もそれほど劇的な展開でもなかったのですが、感想だけでも記しておこうと思います。
対戦相手だったマリー(英語の発音からするとマーリィが一番近いような気がしますが、日本のメディアはほとんど「マリー」と表記しているのでカタカナ表記はそれに倣います)が、第1シードのナダルを準決勝で破った時は、ひょっとしてひょっとするかもと思わせたわけですが、マリーにとっては4大大会準決勝進出も初だったわけで、過去のフェデラーとの対戦では、2勝1敗と分がいいものの、4大大会では一度も対戦していないことから、かなり無理があるかなと思っていたのですが、案の定、自分のテニスをさせてもらえず、今回は経験で遥かに上回るフェデラーの貫禄勝ちでした。
私が思うに、マリーはまだまだ荒削りで、調子の波があまりにも大きく4大大会での優勝はまだまだ先のことという感じがしています。ウィンブルドンでもマリーがガスケと対戦して勝ったときも、その好調さから、「もしかして決勝まで行くかな」とか思わせるのですが、次の対ナダル戦では、うって変わって絶不調で簡単に負けてしまったことが記憶に新しいです。それでも、ナダルが不得手とするハードコートでの勝負とは言え、今回はランキング1位のナダルに雪辱したわけで、かなりナダルを研究してきたのでしょう、きっちり彼のバックハンド側を狙ってサーブも強烈なフォアのショットも決めるという作戦を実行し、それが功を奏する所などは、大変素晴らしいと思います。彼の課題としては、精神面の強化(切れやすいのと大舞台に弱い)と小技(特にネットプレイ)の向上というあたりでしょう。サービスとショットの強さでは、上位選手と既に互角かやや上回っているわけですから、今後が非常に楽しみな選手です。
フェデラーは、今年のスランプ状態(解説も言っていましたが、あくまでも今までが完璧だった彼にとってのスランプで、普通の選手だったら超立派な成績です)を克服し、立派な優勝で素直にさすがと言いたいです。準決勝でジョコビッチを負かしたわけですが、ジョコビッチがその前のロディック戦の後の勝利者インタビューでニューヨーカーを敵に回すような発言(「俺はケガがあったってロディックぐらいは間単に下せる」的な発言をした件。詳細は、こちらを参照)をしたために、自分でメンタルに悪い状態に陥り、やや自滅状態になってくれたのがフェデラーの自信を無くさせるのに貢献した選手が、今度は自信を回復させるのに一役かったのは、何とも皮肉でした。
何はともあれ、これでかなり実力が接近した4強(ナダル、フェデラー、ジョコビッチ、マリー)時代になったわけで男子シングルスは非常におもしろくなりました。
それと今大会で注目された若手選手として、対戦当時ランキング4位のフェレールを破った錦織圭選手やナダルを苦しめたカリフォルニア出身のクエリーも頑張って、これらの上位選手の争いに絡んでくると更に面白くなるので、期待したいと思います。
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Monday, July 7th, 2008
あまりに長い試合だったので、試合直後のアップは断念し、一日遅れのアップです。今年もウィンブルドン男子決勝は歴史に残る名勝負でした。去年の決勝は涙が出る程素晴らしい試合と書きましたが、今年もそれに引けを取らない真剣勝負で本当にテニスファンだけでなく見ている人すべてを魅了するような見事な試合内容だったと思います。フェデラーのウィンブルドン6連覇達成の偉業が見れなかったのは残念でしたが、2セットダウンからのフェデラーの後半の追い上げは見事でした。
試合前の放送で、1981年にウィンブルドン5連覇のボルグが6連覇をかけてマッケンローと対戦した時の様子がフラッシュバックとして放映され、その時は、マッケンローがボルグの6連覇を阻止して初優勝した時の瞬間の映像が流れ、マッケンローが現在のナダルが置かれた状況と非常に似ていたその時の自分の気持ち等を述懐していたのが興味深かったです。ここまで実力が拮抗してくると精神的な作用がかなり大きく作用してくる点をマッケンローも指摘していました。偉大なチャンピオンを自分が大舞台で倒せるとは簡単には信じられないわけで、そこをどう精神的に乗り越えるのかがナダルにとっての鍵となるわけです。
これまで私が聞いた試合前の識者予想では、ボルグがナダル、ベッカーがフェデラー、マッケンローがフェデラーという感じでしたが、誰もが僅差の試合になるという点では一致しており、大変な接線が予想されました。私個人の予想では、フェデラーが幾分有利かなと思っていました。試合直前の両者のインタビューでも、両者共慎重なコメントで本人達自身もかなりの激戦を覚悟して試合に臨んでいるように見えました。
フェデラーは今年のシングルスでは43勝8敗と、やや頂点を過ぎつつあるかなという成績ですが、ナダルやジョコビッチといった若手の伸びが素晴らしいためという見方をすれば、まだ頂点の調子からそれ程下ったわけではないとも言えます。事実、今年も決勝進出まで1セットも落としていませんし、ウィンブルドンではタイブレークで22勝3敗と土壇場では圧倒的な強さです。対するナダルも、決勝進出までに2回戦で1セット落とすのみと、芝コートでの大変な進歩を予想させる戦績です。
フェデラーにとってナダルは天敵であることは何回も書いていますが、これまでの両者の対戦成績は、ナダル11勝6敗 グランドスラムは4勝2敗で、唯一リードを保っているのがウィンブルドンでの2勝0敗で、ウィンブルドンだけは天敵と言えども譲らないというフェデラーの意地がかかっています。グランドスラムタイトルの決勝で同じ選手が顔を合わせるのは、フェデラー対ナダルが6回目で最多(アガシ対サンプラスとレンドル対ウィランダーが5回、ボルグ対コナーズとボルグ対マッケンローが4回)で、この記録からもいかに両者の実力が拮抗しているかがわかります。
大変長くなりますが、一応、試合の流れを追ってみたいと思います。
今年の芝コートの試合では12試合で2回しかブレークされていないフェデラーですが、第1セットの第3ゲームでいきなりブレイクを許してしまいます。しかし、その後のナダルのサービスゲームでブレイクバックするチャンスを作るところがさすがフェデラーでしたが、ナダルはブレイクを許しません。結果的には、このパターンが終始続くことになります。
5-4でナダルリードで迎えた第10ゲームでは、2回のセットポイントをしのいだものの2度のブレークチャンスを活かせず結局は第1セットを落とします。
ウィンブルドンでフェデラーが第1セットを落としたのは2004年決勝の対ロディック戦の時以来だそうで、その時はフェデラーが勝ったわけですが、今年はやはりここで不安がよぎります。
第2セットですんなりと自分のサービスゲームをキープした後の第2ゲームで今度はフェデラーがいきなりナダルのサービスゲームをブレイクし、いよいよ試合が盛り上がります。4-3でフェデラーがリードを保ち、このセットはフェデラーかなという雰囲気で迎えた第7ゲームで今度はナダルがフェデラーのサービスをブレイクバックした辺りで、少し雲行きが怪しくなってきます。
第8ゲーム途中までで自己エラーがフェデラーは12、ナダルは6と、フェデラーのミスが目立ちましたが、その第8ゲームでフェデラーのブレークチャンスが訪れます。しかし、それをものに出来ず、その次のサービスゲームでミスを連続し、0-40のトリプルブレイクチャンスをナダルに与えてしまい、ブレイクされてしまい、そこで第2セットの流れが完全にナダルになってしまいました。ナダルのセットポイントを凌いだ後のブレイクチャンスもスーパーラリーの後、フェデラーのミスショットで逃します。2回目のセットポイントもバックハンドのミスショットで第2セットも落としました。
フェデラーの2セットダウンからの逆転は、今までで3回あり、最後は2005年のマイアミで対ナダルだったようです。
第3セットに突入し、フェデラーが第1ゲームのサービスをキープしたところまでの両者の統計が、下記の通りで、ここまでは第1サービスの率が悪いのと自責点で自分のブレイクチャンスをものにできずに、ナダルが着実にブレイクチャンスをものにするのを助けてしまったという感じです。
(左の数字がフェデラー、右がナダル)
サービスエース 7 2
第1サーブ 63% 72%
ブレイク 1/6 3/4
勝ち点 30 17
エラー 15 10
第3ゲームでナダルが右足を痛めて倒れる場面があり、真っ向勝負を見たいファンとしてはちょっと冷やっとしましたがトレイナーのマッサージですぐに回復します。
ナダルサーブの第5ゲームでブレイクチャンスを逃した時点での統計で、ウィンブルドン決勝で対ナダル選(全て決勝)でブレイクチャンスをものに出来たのが、2006年は10分の6、2007年は8分の3、2008年はここまでで9分の1と明らかに今年はブレイクチャンスを活かせていないことが示されています。これが勝負の分かれ目の最大の要因でしょう。
5-4になったところで雨で中断。中断後も両者の調子は変わることなく、両者サービスキープでタイブレークにもつれ込みます。
タイブレークの統計では、フェデラーは25勝8敗(決勝では7章1敗)、ナダルは9勝5敗(決勝は1勝4敗)とこちらは完全にフェデラー有利の数字が示すがごとく、どちらかというと圧倒的な強さで第3セットは制します。
第4ゲーム突入後も、両者サービスをキープし続け、5-4で迎えたフェデラーサービスの第10ゲームは、0-30と緊迫感が走りますが、そこは王者の風格でその後のポイントをすべて連取してキープし、5-5に。その後も両者譲らず再びタイブレークになり試合の盛り上がりは絶頂を迎えます。最初はナダルのサービスでしたが、解説マッケンローも今回のウィンブルドンのトップ10ショットに文句なしで入ると言った素晴らしいラリーで始まり、まずは1点フェデラーが先行します。しかし、その後のフェデラーのサービス2本をナダルが両方取り、1-2に。ナダルは次の自分のサービス2本を取って1-4とし、優位に立ち、ナダル優勝の色が濃くなり始めます。次の2本のフェデラーのサービスで1点取れば、後は自分のサービスで2点取れば優勝ですから、圧倒的に優位に立つわけです。そして、その通り2本目のサーブをナダルが取り、2-5とし、ナダルのサービスが始まり、いよいよナダル優勝かという感じに見えたところから、またドラマが始まります。なんとナダルがダブルフォルトで1本目のサービスポイントを落としてしまいます。この辺が最初に言った「偉大なチャンピオンを自分が倒せる」と信じきることがいかに難しいかを物語っています。その次のサービスもフェデラーが取り、4-5と巻き返します。自分のサービス2本をしっかり決めて6-5とフェデラー再逆転でフェデラーのセットポイントでナダルにサービス権が移ります。しかし、長いラリーの末、フェデラーのフォアハンドのミスショットで6-6となります。次のナダルのサービスも結局はフェデラーのミスで点を落とし、6-7となりナダルのチャンピオンシップポイントに。ここでフェデラー伝家の宝刀とも言うべき127MPHのサーブを繰り出し7-7に。第4ゲームのタイブレークの窮地で自分の最高速129MPHにほぼ近いサーブを打てる所が並みの選手とは精神力が違うところで本当に素晴らしいです。しかし、次のフェデラーのサーブでのラリーで今度はナダルの素晴らしいショットが決まり、2度目のナダルのチャンピオンシップポイントの危機に陥ります。しかも、ナダルのサーブの番だったので、誰もがこれでフェデラーもおしまいかと思うような場面で、再度底力を発揮します。強烈なフォアハンドの深いクロスストロークを打ってネットに出た直後のナダルの右側をバックハンドからストレートに繰り出したパッシングショットで、しかもそこ以外に打つしかないような非常に狭い所を正確に抜く最高のショットで窮地を凌ぎ再び8-8に戻します。どうしてこんな素晴らしいショットがこういう場面で出せるのかというような素晴らしいショットでした。その後のナダルのサーブも攻略し、今度はフェデラーのセットポイントにして、自分のサービス2本打つ場面でファーストサーブを外しながらも、セカンドサーブを強烈なスライスで決めナダルがアウトして第4セットもフェデラーがタイブレークで制します。
これで2年連続のフルセットマッチに突入となりました。去年も書きましたが、フルセットマッチは、ナダルの方が得意で、これまでのフルセットマッチの両者の戦績は以下のようになります。
フェデラー 11勝10敗 (今年は1勝無敗)
ナダル 9勝3敗 (今年はフルセットマッチはなし)
去年の数字とほぼ変わらず、この2人の場合、通常なフルセットにならずに勝負がついていることがよくわかります。
ウィンブルドン特有の「第5セットはタイブレークなし」というルールで、最後は体力勝負のサドンデスなので、当然若いナダルに有利でしたから、ナダルのサービスをあまりブレークできていなかった状態で第5セットに入った時点でほぼナダル優勝の確率が高くなったと言えます。ウィンブルドンの記録的にも2セット先取されてから逆転勝ちしたのは、一番近い所で1927年のHenri Cochetという人以来だそうで、特にウィンブルドンでは至難の業であることが伺えます。
そうは言ってもまだまだ若いフェデラーですから、第5セットも両者互角の素晴らしいハイレベルなラリーの応酬が続きます。2-2で迎えたフェデラーのサービスゲームでジュースになったところで雨天中断が入ります。この中断でフェデラーが体力を少しでも回復できれば勝ち目があるかも知れないと思いましたが、それはナダルにとっても休息なので、あまり関係なかったようです。
試合再開後も両者まったく譲らず、4-4で迎えた第5ゲームで15-15となった時点で、両者の取った点数は178対178と、数字的にもまったく互角のゲームであることを示しています。5-5になった時点でウィンブルドン史上決勝戦での試合時間の最長記録を更新しました(結果的には4時間48分という記録)。余談ですが、これまでは82年のコナーズ対マッケンローが4時間16分、80年のボルグ対マッケンローが3時間53分が決勝戦の記録でした。これを見るとマッケンローがどれだけ当時観衆を沸かせていたかが想像できます(私も当時中学生で興奮して一部見た記憶がおぼろげながら残っています)。ちなみに読売の記事によると決勝戦のゲーム数62も歴代最多だそうです。
第13ゲームのフェデラーのサービスゲーム、30-30でのファーストサーブは128MPHと自己最高の129MPHに次ぐスピードでエースを決め、まだ力の衰えを見せない所は王者の意地という感じが再び伝わり鳥肌が立つような思いでした。その後ジュースにされながらも2回目のアドバンテージを取ってキープし7-6に。次のゲームも素晴らしいラリーの応酬でしたが結局はナダルもキープし、7-7に。予想通り体力勝負になってきたところで、次のフェデラーのサービスゲームでナダルがジュースに持ち込み最初のブレークポイントはかわしたものの、2度目のブレークポイントでネットプレイに出ようとした浅いベースからのストレートのショットがアウトとなり、7-8となってほぼ勝負がつきました。
しかし、最後までフェデラーは素晴らしいショットを見せてくれ、3度目のチャンピオンシップポイントをしのいだナダルのサービスへのリターンショットは本当に凄かったです。マッケンローも言葉に詰まり、一言「不可能!」と発することができただけの素晴らしいショットで王者の意地をまたも見せてくれました。この後、ナダルが2点連取し、ナダルの優勝が確定し、倒れ込んで感動に浸る間も短く、すぐに両親とコーチ、それとスペインの王室から観戦に来ていた人に挨拶に行っていました。
第5セットがタイブレーク勝負ならフェデラーが勝てたかもとも思いますが、まあルールですから仕方ありません。
それにしてもナダルのフォアハンドは素晴らしく、オープン、クロス、ストレートにと自在に打ち分けている感じでした。この辺は、去年からの大きな技術的な進歩ではないかと思います。準決勝の前に練習相手を努めたマッケンローが、ナダルのストロークが非常に重いということを証言していました。スピンのかかり具合も相当なものらしくフォアもバックも両方共かなりの重さであると言っていました。フェデラーの相手はしたことがないので直接の比較はできないけれども、おそらくフェデラーのストロークはここまで重くないはずだということも言っていました。
この日のフェデラーはファーストサーブの率があまり良くなかったのは反省点だと思いますが、その他のミスについては、少し気になる点があります。
というのも、ナダルのフォアハンドが更にパワーアップしており、しかもナダルは左利きなので、そのショットをバックハンドで返さないといけないフェデラーにとっては、技術的にも心理的にも非常に難しいショットになったのではないかと思われます。ミスの半分ぐらいはそのパターンでした。
フレンチオープンのときは、クレーで弾むため打点が高くなることがミスの原因と分析されていましたが、今回のウィンブルドンを見て、もしかしたらそのせいではなく、ナダルのトップスピンが更に激しさを増しており、フェデラーでさえもバックハンドでそれを強烈に返そうとするとミスに直結するというのが正しい見方かも知れません。
技術的には、ここを攻略できないとナダルに勝つのが難しくなってくるかも知れません。
それよりも、試合後のマッケンローのインタビューで、何回もブレイクチャンスがありながらものにできなかった点をつかれた時は、ナダルが非常に良かったからと言いながら、自分でもなぜブレイクできなかったが掴みきれていない様子で、かなり複雑な感情がこみあげてくるのを抑えられない様子だったので、マッケンローもハグをしてインタビューを終わる程で、精神的なダメージが少し心配です。少し休養して敗因を分析してきっと精神的にもさらに強くなってナダルの連覇を阻止するようなプレーを来年も見せて欲しいと願うばかりです。
最後に、今年の有名人の観戦客はあまり多くはテレビには映されず、下記の人ぐらいしか確認できませんでした。
ビョルン・ボルグ
マニュエル・サンタナ(スペイン人として初めて66年にウィンブルドン優勝)
Gavin Rosedale & Gwen Stefani
まずは、次のUSオープンでのフェデラーの活躍を楽しみにしたいと思います。
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Monday, February 11th, 2008
サンタローザのあるソノマ郡のローカル経済の見通しについての記事がPress Democratに掲載されていました。下記は、2/9 付けの記事です。
‘Mild’ local recession predicted
これによると、若干の景気後退は予想されるものの中長期的には成長を続けるだろうという見通しのようです。これは、私の個人的感覚と合っていて、前にも書きましたが人の増加度合いの感覚からしてどう見ても地域は成長しているようにしか見えないのですが、政府等の発表する統計値とは、どうも食い違って見えるわけです。で、少し前の記事ですが、ハイウェイ101(カリフォルニアの南北を走る幹線道路)のサンタローザ付近の幅を拡大するプロジェクトが進行中という話が下記に載っています。
101: The next phase
大体、人口が増加していないのであれば、道路を広げる必要はないわけですが、実際は渋滞がひどくなる一方なので、こういうプロジェクトが次々と予定されているわけです。
というわけで、サンタローザ近辺の景気が早く後退ムードを抜けてくれることを願っています。
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Saturday, January 26th, 2008
今月から平日はメンロパークのアパートにいるのですが、メンロパークはオーバーナイトの路上駐車は全面的に禁止という決まりがあることを知りました。
具体的には夜中の2時から5時までの間に警察がパトロールしてチェックし、違反者には罰金が課せられるというもの。詳細は、メンロパーク警察のページをご覧ください。
道理で、道がきれいなわけです。これだと確かに怪しい車とかは簡単にチェックされますから、犯罪防止には効果が高そうです。
メンロパークの住民は、半年に50回分の夜間駐車券を購入できるので(5枚で$10なので一晩$2程度)、お客さんが泊まりに来たりした時などはそれで対処できるようにはなっていますが、ちょっと面倒ですね。これも安全と面倒さのバランスの問題なんだと思いますが、こういうのはアメリカでも初めて見たので、車を減らすのと安全を高めるための工夫の一つとして、なかなかよく考えたなとちょっと感心しました。でも、メンロパークぐらいの小規模の町でないとこの方法は難しいですね。
ちなみに隣のパロアルトでは、オフィスビルを建設する場合に、収容人数の6割分の駐車スペースしか用意してはいけないという決まりがあって、これも公共の交通機関の利用を奨励する策のようです。アメリカも人口が集中する地域では、さすがに一人一台の車での移動は無理が出てくるので、色々と策を考え始めているようです。しかし、こういうのばかりは、先に少し計画しておかないと、後手で対策するのはかなり無理があるように思います。人口動態などを予想するのも大体当たらないし、久しぶりに都市部に住んでみて、都市の交通設計って難しいものだなと改めて考えさせられました。
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Tuesday, January 1st, 2008
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年を含めた過去数年間は、私にとって自分自身を色々な意味で見直し、新たな出発をするための転換のための数年でありました。特に普通で言えば一番働き盛りの年代に数年も会社勤めを離れ、主に自宅で家内と2人で過ごした期間はこの先の人生を歩んでいく上で非常に貴重な期間であったと思います。外面的には特に変わったわけではありませんが、内面的には、モノの捉え方、考え方等の面において変革を遂げることがある程度でき、それらの変革に伴う混沌に対しての整理もつき、昨年はコントラクターの形態でゆるやかに働き始め、徐々に通常のペースを取り戻した一年でありました。
今年は、新しい職場や生活環境といった実際の場で、そのように変革を遂げたはずの自分を具現化していく年としたいと思います。人と違う考え、所謂「常識」とは違う考えや行動を取っていくことは時として非常に困難を伴いますが、この辺に関しては「常識」の範囲が日本に比べれば非常に広いアメリカでは、それほど「変人」扱いされずにすむのが大変ありがたいことです。何はともあれ、今年もご支援のほどよろしくお願いします。
2008年 元旦
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Saturday, December 29th, 2007
もう数日経ってしまいましたが、12/25付けの読売新聞の記事に、「フランダースの犬」日本人だけ共感…ベルギーで検証映画 というのがあって、へぇーと思ったので書き留めておきます。記事へのリンクは、http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20071225i302.htm?from=main3 ですが読売新聞のリンクはすぐに消えるので、一応全文を引用しておきます。
【ブリュッセル=尾関航也】ベルギー北部フランドル(英名フランダース)地方在住のベルギー人映画監督が、クリスマスにちなんだ悲運の物語として日本で知られる「フランダースの犬」を“検証”するドキュメンタリー映画を作成した。
物語の主人公ネロと忠犬パトラッシュが、クリスマスイブの夜に力尽きたアントワープの大聖堂で、27日に上映される。 映画のタイトルは「パトラッシュ」で、監督はディディエ・ボルカールトさん(36)。制作のきっかけは、大聖堂でルーベンスの絵を見上げ、涙を流す日本人 の姿を見たことだったという。 物語では、画家を夢見る少年ネロが、放火のぬれぎぬを着せられて、村を追われ、吹雪の中をさまよった揚げ句、一度見たかったこの絵を目にする。そ して誰を恨むこともなく、忠犬とともに天に召される。原作は英国人作家ウィーダが1870年代に書いたが、欧州では、物語は「負け犬の死」(ボルカールト さん)としか映らず、評価されることはなかった。米国では過去に5回映画化されているが、いずれもハッピーエンドに書き換えられた。悲しい結末の原作が、 なぜ日本でのみ共感を集めたのかは、長く謎とされてきた。ボルカールトさんらは、3年をかけて謎の解明を試みた。資料発掘や、世界6か国での計100人を 超えるインタビューで、浮かび上がったのは、日本人の心に潜む「滅びの美学」だった。
プロデューサーのアン・バンディーンデレンさん(36)は「日本人は、信義や友情のために敗北や挫折を受け入れることに、ある種の崇高さを見いだす。ネロの死に方は、まさに日本人の価値観を体現するもの」と結論づけた。
上映時間は1時間25分。使用言語は主にオランダ語で、日英の字幕付きDVDが今月からインターネットなどで販売されている。
(2007年12月25日11時39分 読売新聞)
検証映画のサイトは、http://www.dogofflanders.be/ だそうです。
「滅びの美学」なんてあまり考えたことはありませんでしたが、これって単に濡れ衣を着せられて泣き寝入り状態の少年が可愛そうで、「悲劇」として同情して泣くというだけのことで、ベルギー人の監督はちょっと難しく考えすぎのように思います。なんで泣き寝入りの少年に同情するかと言えば、日本社会では、小から大までそういうことが日常茶飯事としてあるからで、自分の体験と少年のかわいそうな境遇を重ねて涙が出るというのがメカニズムだと思います。日本以外の口では、基本的に泣き寝入りが標準ではないので、そういう世界はないから自分の無実をはらそうと努力もせずにただ死んでいく少年と犬に、何の感情も湧かないのが普通なのではというのが私の分析です。
みなさんはどうお考えですか?よければご意見お聞かせください。
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Monday, December 10th, 2007
いつものペースに戻そうと思いつつ、先週も諸般の事情によりほとんど更新できませんでした。というのも今度、就職することになり(この1年は契約社員) 、来週から新しい職場に行くので、ちょっと立て込んでおります。落ち着いたらもう少し更新できると思いますが、それまではちらほらとになると思います。
で、数週間程前の話になるんですが、お茶の話をひとつ。いつもPricelineで格安でホテルを確保しているのは前に書きましたが、なぜか3つ星のホテルで指定すると一番高いはずのSan Ramon Marriottがとれていました。で、かなりの高確率でSan Ramon Marriottに宿泊できていたのですが、当然毎週行っているとホテルの従業員にも覚えられてしまうことになって、名前も告げずにチェックインができてしまうところまで顔馴染みになってしまったのです。ですが、Pricelineは空いている部屋をホテルから超破格値で仕入れて一般人に販売しているため、ホテルの会員プログラム等の特典の対象には原則的にならないのです。もし、私が泊まっている回数分、正規の値段で泊まっていればゆうゆうとエリートステータスになっているので、コンシェルジェラウンジという所へ無条件に入れたり部屋の無料アップグレードなんかが受けられたりということなんですが、Pricelineだとそういうこととはまったくの無縁となるのが原則なわけです。
たまたまその日は、私が1日中忙しくかったので、うちの家内だけでチェックインをしておいてもらったのですが、その時だけ顔馴染みになったホテルの受付の女性陣が、「今日は特別」と言って、エリートステータスの部屋を割り当ててくれたのでした。San Ramon Marriottの場合、コンシェルジェ・ラウンジは最上階の6階にあります。部屋も6階の部屋でした。さすがに部屋はスイートとかではなく普通の部屋とほぼ同じでしたが、6階は眺めがよく、ベランダには小さなガーデンスペースがあり、バスローブがちゃんとついている等、細かい部分でハイグレード仕様になっていました。コンシェルジェ・ラウンジも特に見た目はそんなにすごい感じはしないのですが、夕方はオードブルと軽食が出ますし、朝食もホテルのレストランで調理したものが用意され、中身はかなりグレードの高い内容になっていることに気付きました。
そんな中で、お茶の所においてあったのが、ここのお茶でした。
Taylors of Harrogate
パッケージが綺麗だったので、「少しいいお茶が置いてあるんだ」と思って、飲んでみると「うまい」の一言。よーくパッケージを見てみるとイギリス製とあるので、さすがお茶の国、イギリス、こんなにおいしいお茶があるのねと感心することしきり。アメリカは午後にお茶をゆっくりと飲むなんていう習慣はなく、普通の人はお茶の味なんか全然わからない人が多いので、普通のホテル等で出されるお茶はまずいお茶ばかりが通常で、割といいレストランに行っても、よくてTazo等のアメリカブレンドのいいお茶しか出てきません。TazoやStashといったアメリカンブレンドもそれなりにおいしいのですが、やっぱりしばらくイギリスのお茶を飲まないでいたら、こんなに違って感じるのかと驚いたわけです。トワイニングの高級版のお茶なんかも最近は口にしていないし、Fauchonなんかも10年以上口にしていないので、余計おいしく感じたということもあると思いますが、でも過去の記憶を思い返して比較してもそれらに匹敵するおいしさなのではと思います。日本ではメジャーではないらしいですが、機会があればどうぞ。
その後、色々とあり、その日を最後にSan Ramon Marriottに泊まる機会がなくなり、今思うにこの日の出来事が新しい門出を祝ってくれたかのようであり、小さな現象ではあるのですが、深く感謝して心に刻んでおきたい出来事となったのでした。
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