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Novak Djokovic won 2011 Australian Open Tennis

今年の全豪テニスは、ジョコビッチが優勝しました。フェデラーも早々に敗れ、ナダルも故障のせいで普段ならほぼ確実に勝てる相手(同国スペインのフェラー)に敗退、決勝は、2年連続で決勝進出のマリーとジョコビッチの対戦となりました。ランクや経験で言えば少し格上のジョコビッチを相手に、マリーがどこまで最近の好調さを発揮できるか期待しましたが、結果は惨敗でした。録画でざっと試合の流れを見ましたが、初の4大大会優勝を意識しすぎたのか完全にメンタルに負けているという感じでした。確か最近の数試合ではジョコビッチには勝っていただけに、あーぁという感じでした。 少しハイレベルの試合を期待していただけにちょっとがっくりでしたが、また次の機会を楽しみにしようと思います。

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Nadal won 2010 Wimbledon

もう2日遅れにもなってしまいましたが、今年のウィンブルドンはナダルが優勝ということで幕を閉じました。フェデラーかマリーとの決勝戦を見たかったのですが、フェデラーは決勝どころか準決勝にも進めずに敗退してしまいました。一方のマリーとは準決勝で当たって、あっけなくナダルが勝ったので、マリーはまだまだ精神面が弱い(今回は、何十年ぶりかの英国選手優勝の地元の期待を一身に背負う形)ところを印象付け、グランドスラム優勝はまだ遠いかなという感じですね。で、フェデラーを破ったベルディハとの決勝だったわけですが、フェデラーを破った後のインタビューでかなり生意気なことを言っていたので、まあこの選手はまだまだだろうなと思っていたのですが、意外にもジョコビッチは破ったのでひょっとするといい試合?とか思ったのですが、結局はナダルの敵ではなかったですね。これでしばらくはナダルの独占状態が続きそうな気配がしてきましたが、フェデラーに何度も優勝を阻まれながら鍛え抜かれたナダルが勝つのは応援したいのですが、互角に打ち合える選手がいないと観戦する方としては、ちょっとつまらない気もします。まあ、世代交代の時期なので仕方ないと思いますが、来年のウィンブルドンまでには、フェデラーが再度奮起するか、ナダル時代にふさわしいライバル選手が出現することを期待したい(マリーには期待していましたが、ちょっと駄目かも)と思います。

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Nadal won 2010 French Open

一日遅れなので短いコメントです。ナダルが今年のフレンチオープンの王者に返り咲きを果たしました。フェデラーとの決勝対決を見たかったですが、そのフェデラーを準々決勝で破ったソーダリングの試合ぶりには、ちょっと可哀想だけどかなりがっかりでした。4大大会の決勝は初めてじゃないんだし、フェデラー/ナダルの対戦よりもいい試合を見せて欲しかったです。まあナダルが強すぎると言えばそれまでなんですが、ソーダリングのミスも多かったので、え、フェデラーのときと全然違うじゃないという感じでした。女子の方もエナンとセリーナ、ヤンコビッチを次々と破って初の決勝進出をはたしたストーサーが、これまでの対戦成績からは、楽勝と思われたスキアボーネにあっさりと破られれたし、何か今年のフレンチオープンは残念ながらつまらない決勝戦でした。 ウィンブルドンに期待します。

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Federer won Australian Open 2010

時差等の関係もあり、子供の相手で忙しすぎるのもあり、今回は(も)あまり、じっくりとは観戦できませんでしたが、今日の朝、再放送していたのを途中から見て、結局第3セットのタイブレークの激戦部分だけ見ました。 マリーは、今回は調子が良さそうだったし、フェデラーも比較的得意としていたので、今回はかなりの接戦になるのではと予想していたのですが、ふたを開けてみるとあっさりとフェデラーのストレート勝ちという結果で、正直、ちょっとつまらない感じでした。フェデラーは一時期のスランプを完全に乗り越え、更にパワーアップして復活したという感じがします。表彰式で、フェデラーを讃えると共に、泣きながら少し自虐的というか自信がなくなったようなコメントをしたマリーをなぐさめるコメントをしていたフェデラーは正に余裕の王者という感じでした。まあ、これでしばらくは、上位3位が非常に接近した状態が続きそうで、内容の濃い試合が楽しめそうです。

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Ordered AT&T U-Verse, but…

現在、私はサンタローザの自宅では、下り6Mbps、上り768KbpsのDSLを使っていますが、かれこれ2年ぐらい前からAT&TのU-Verseサービスが利用可能になっていました(その話は以前もどこかで書いたと思うのですが)。U-Verseだとテレビの配信をIPを使用して行うので、かなりの大域幅が必要になるため結果としてインターネットサービスも高速になるようです。 話は少し前になりますが、2週間程前に突然自宅のケーブルTVの35チャンネル以上(ESPNとかDisneyとかがあるのですが)が砂嵐になる現象に見舞われました。今までもそういうことは少数のチャンネルでたまに起きていて、1時間も経てば復旧するような状態だったのでしばらく放っておきました。というのもその現象に最初に気づいた時は、レドウッドシティのアパートでSlingbox経由で見ていたので、その時は、Slingboxがいかれたのかなと思ったのです。何せ、過去数ヶ月リブートなしで動作していたので、さすがにどこかおかしくなったのかもなと思ったのでした。しかし、2日経っても一向に復旧しないし、Slingboxの設定をいじり直しても駄目でした。そこで、自宅のデスクトップにリモートで接続してそこのTVチューナーをチェックしてみるとやはりダウンしていることが確認できたので、これはSlingboxのせいではなく、Comcast側の問題であることがほぼ確実になりました。で、電話してみるとしゃあしゃあとデジタルに切り替わったので、映らなくなったというではありませんか。「えっ?#%&@」と一瞬言葉を失いながらも詳しく聞いてみると米国では地上波のデジタル化が6/12に開始されたのですが(さすがにこれは私も知っていましたが)、ケーブルのユーザは影響を受けないと言われていたので、私は安心してアナログのままでいたのでした。しかし、事実はそうではなく、地上波がデジタルに切り替わった時点で順次アナログのケーブル配信もデジタルに移行するということらしかったのです。で、さらによーく聞いてみるとデジタル信号をアナログ信号に変換するボックスを無料で一家庭あたり2台まで貸与してくれるということになっているらしく、それをこの前の土曜日に入手してようやっとテレビが復旧したのでした。今はテニスのUSオープンの真っ最中だったので、とにかく復旧優先でそういう方向で解決しておきました。話がそれますが、今年はUSオープンのライブ中継をインターネット上で無料で視聴可能にしてくれています(usopen.org)。多分北米ユーザのみかと思いますが、結構な画質で配信してくれていて、Picture in Pictureもできるし、試合中の統計データ(エースの数とかエラーの数等)もリアルタイムで参照でき、結構いいです。欠点はESPNとかだと解説がマッケンローとかなのに対して、なんかよく知らないアナウンサーで、どちらかの選手の肩を持つような実況が入るだけで、その部分はやはりかなり落ちます。スポーツ中継というのは、いい選手がいいプレーをして、それを正当に評価・解説できるアナウンサーや解説者がついて完全なエンターテインメントになるのだなと改めて感じました。 話を元に戻します。しかし、Comcastのサービスの悪さ(対応が悪いだけでなく、どうも嘘八百という感じの悪さ)に辟易していたので、この機会にAT&Tに乗り換えようかという気になり、早速ウェブでチェックしてみると丁度$250のcash backキャンペーンをやっているではないですか。ここで意を決して注文を出しました。注文したのはU200(200チャンネルとDVR1台付、テレビ2台用)とMAX(下り12Mbps上り1.5Mbpsで今のDSLの約2倍程度の速度)のセットで毎月約$120というものです。今は、ケーブルに$67、DSLに$65で約$130ですので、出て行く金はあまり変わりませんが、内容は少しよくなるハズということで踏み切りました。 ところが、今度は現在使用しているDSLのプロバイダがAT&Tではない別のプロバイダであるために、そちらを完全に切断しないとインストールの日も決められないとぬかすのです。そこまで行くまでにももう少し長い道のりがあったのですが、その辺はもう書くのも面倒なので割愛します。まあComcastもAT&Tもどちらも似たような殿様商売に近いので、あまり頭に来ても埒があかないので、適当な所であきらめるしかないのが悲しいところですが、まあしょうがないかなと。そういうのもあって$250キャッシュバックとかやらないと誰もやりたがらないというのが実情なのでしょう。仕方がないので、自宅にいない日に切断させて、その後すぐに電話することで何とかダウンの影響を最小限に食い止めようと試みています。今の作戦的には、来週の水曜日に切断、金曜か土曜にインストールをしてもらうという作戦です。すでに切断の手配は完了しました。後は、少し賭けみたいになりますが、どうなることやら。後の顛末は、また書きます。

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Federer won Wimbledon 2009

1日遅れとなりましたが、フェデラーが今年のウィンブルドン王者に復帰し、メジャー優勝15勝という歴史的記録を達成しました。フレンチオープンでの優勝で生涯グランドスラムを達成したときには何も書けなかったので、一言だけ書いておこうと思います。 個人的には、久々に4大大会決勝に進出したロディックに勝たせたかったのですが、第5セットの死闘でロディックの方が先に緊張の糸が切れてしまい、結局はフェデラーに勝たせてしまったという格好になりました。事実第4セットまでは、ロディックが2ゲームブレークしていたのみで、フェデラーはロディックのサービスをブレークできないでいたわけですから、ロディックには十分勝機があったわけですから、非常に残念な試合だったわけです。まあ、そこまで追い込まれても最終セットでは全く譲らず、16-14のゲームスコア(ウィンブルドン最多ゲーム)が語る死闘を制したフェデラーは立派なものでした。ナダル不在で、フェデラーに記録達成のチャンスが増大したことは事実と思いますが、ロディックが簡単に達成させず、15勝目も非常に内容のある意義ある記録になったのはテニスファンとしては、素直にロディックを賞賛したいと思います。この調子で、USオープンもロディックに頑張ってもらいたいと思います。表彰式のインタビューでロディックは、観戦に来ていたサンプラス(これまでの14勝の記録保持者)に、「記録が破られるのを阻止しようとしたけで、だめだったよ、すまん!」という冗談で観衆を笑わせていましたが、かなりくやしかったように見えましたので、今後が本当に楽しみです。

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Rafael Nadal finally won the Wimbledon 2008

あまりに長い試合だったので、試合直後のアップは断念し、一日遅れのアップです。今年もウィンブルドン男子決勝は歴史に残る名勝負でした。去年の決勝は涙が出る程素晴らしい試合と書きましたが、今年もそれに引けを取らない真剣勝負で本当にテニスファンだけでなく見ている人すべてを魅了するような見事な試合内容だったと思います。フェデラーのウィンブルドン6連覇達成の偉業が見れなかったのは残念でしたが、2セットダウンからのフェデラーの後半の追い上げは見事でした。 試合前の放送で、1981年にウィンブルドン5連覇のボルグが6連覇をかけてマッケンローと対戦した時の様子がフラッシュバックとして放映され、その時は、マッケンローがボルグの6連覇を阻止して初優勝した時の瞬間の映像が流れ、マッケンローが現在のナダルが置かれた状況と非常に似ていたその時の自分の気持ち等を述懐していたのが興味深かったです。ここまで実力が拮抗してくると精神的な作用がかなり大きく作用してくる点をマッケンローも指摘していました。偉大なチャンピオンを自分が大舞台で倒せるとは簡単には信じられないわけで、そこをどう精神的に乗り越えるのかがナダルにとっての鍵となるわけです。 これまで私が聞いた試合前の識者予想では、ボルグがナダル、ベッカーがフェデラー、マッケンローがフェデラーという感じでしたが、誰もが僅差の試合になるという点では一致しており、大変な接線が予想されました。私個人の予想では、フェデラーが幾分有利かなと思っていました。試合直前の両者のインタビューでも、両者共慎重なコメントで本人達自身もかなりの激戦を覚悟して試合に臨んでいるように見えました。 フェデラーは今年のシングルスでは43勝8敗と、やや頂点を過ぎつつあるかなという成績ですが、ナダルやジョコビッチといった若手の伸びが素晴らしいためという見方をすれば、まだ頂点の調子からそれ程下ったわけではないとも言えます。事実、今年も決勝進出まで1セットも落としていませんし、ウィンブルドンではタイブレークで22勝3敗と土壇場では圧倒的な強さです。対するナダルも、決勝進出までに2回戦で1セット落とすのみと、芝コートでの大変な進歩を予想させる戦績です。 フェデラーにとってナダルは天敵であることは何回も書いていますが、これまでの両者の対戦成績は、ナダル11勝6敗 グランドスラムは4勝2敗で、唯一リードを保っているのがウィンブルドンでの2勝0敗で、ウィンブルドンだけは天敵と言えども譲らないというフェデラーの意地がかかっています。グランドスラムタイトルの決勝で同じ選手が顔を合わせるのは、フェデラー対ナダルが6回目で最多(アガシ対サンプラスとレンドル対ウィランダーが5回、ボルグ対コナーズとボルグ対マッケンローが4回)で、この記録からもいかに両者の実力が拮抗しているかがわかります。 大変長くなりますが、一応、試合の流れを追ってみたいと思います。 今年の芝コートの試合では12試合で2回しかブレークされていないフェデラーですが、第1セットの第3ゲームでいきなりブレイクを許してしまいます。しかし、その後のナダルのサービスゲームでブレイクバックするチャンスを作るところがさすがフェデラーでしたが、ナダルはブレイクを許しません。結果的には、このパターンが終始続くことになります。 5-4でナダルリードで迎えた第10ゲームでは、2回のセットポイントをしのいだものの2度のブレークチャンスを活かせず結局は第1セットを落とします。 ウィンブルドンでフェデラーが第1セットを落としたのは2004年決勝の対ロディック戦の時以来だそうで、その時はフェデラーが勝ったわけですが、今年はやはりここで不安がよぎります。 第2セットですんなりと自分のサービスゲームをキープした後の第2ゲームで今度はフェデラーがいきなりナダルのサービスゲームをブレイクし、いよいよ試合が盛り上がります。4-3でフェデラーがリードを保ち、このセットはフェデラーかなという雰囲気で迎えた第7ゲームで今度はナダルがフェデラーのサービスをブレイクバックした辺りで、少し雲行きが怪しくなってきます。 第8ゲーム途中までで自己エラーがフェデラーは12、ナダルは6と、フェデラーのミスが目立ちましたが、その第8ゲームでフェデラーのブレークチャンスが訪れます。しかし、それをものに出来ず、その次のサービスゲームでミスを連続し、0-40のトリプルブレイクチャンスをナダルに与えてしまい、ブレイクされてしまい、そこで第2セットの流れが完全にナダルになってしまいました。ナダルのセットポイントを凌いだ後のブレイクチャンスもスーパーラリーの後、フェデラーのミスショットで逃します。2回目のセットポイントもバックハンドのミスショットで第2セットも落としました。 フェデラーの2セットダウンからの逆転は、今までで3回あり、最後は2005年のマイアミで対ナダルだったようです。 第3セットに突入し、フェデラーが第1ゲームのサービスをキープしたところまでの両者の統計が、下記の通りで、ここまでは第1サービスの率が悪いのと自責点で自分のブレイクチャンスをものにできずに、ナダルが着実にブレイクチャンスをものにするのを助けてしまったという感じです。 (左の数字がフェデラー、右がナダル) サービスエース 7 2 第1サーブ 63% 72% ブレイク 1/6 3/4 勝ち点 30 17 エラー 15 10 第3ゲームでナダルが右足を痛めて倒れる場面があり、真っ向勝負を見たいファンとしてはちょっと冷やっとしましたがトレイナーのマッサージですぐに回復します。 ナダルサーブの第5ゲームでブレイクチャンスを逃した時点での統計で、ウィンブルドン決勝で対ナダル選(全て決勝)でブレイクチャンスをものに出来たのが、2006年は10分の6、2007年は8分の3、2008年はここまでで9分の1と明らかに今年はブレイクチャンスを活かせていないことが示されています。これが勝負の分かれ目の最大の要因でしょう。 5-4になったところで雨で中断。中断後も両者の調子は変わることなく、両者サービスキープでタイブレークにもつれ込みます。 タイブレークの統計では、フェデラーは25勝8敗(決勝では7章1敗)、ナダルは9勝5敗(決勝は1勝4敗)とこちらは完全にフェデラー有利の数字が示すがごとく、どちらかというと圧倒的な強さで第3セットは制します。 第4ゲーム突入後も、両者サービスをキープし続け、5-4で迎えたフェデラーサービスの第10ゲームは、0-30と緊迫感が走りますが、そこは王者の風格でその後のポイントをすべて連取してキープし、5-5に。その後も両者譲らず再びタイブレークになり試合の盛り上がりは絶頂を迎えます。最初はナダルのサービスでしたが、解説マッケンローも今回のウィンブルドンのトップ10ショットに文句なしで入ると言った素晴らしいラリーで始まり、まずは1点フェデラーが先行します。しかし、その後のフェデラーのサービス2本をナダルが両方取り、1-2に。ナダルは次の自分のサービス2本を取って1-4とし、優位に立ち、ナダル優勝の色が濃くなり始めます。次の2本のフェデラーのサービスで1点取れば、後は自分のサービスで2点取れば優勝ですから、圧倒的に優位に立つわけです。そして、その通り2本目のサーブをナダルが取り、2-5とし、ナダルのサービスが始まり、いよいよナダル優勝かという感じに見えたところから、またドラマが始まります。なんとナダルがダブルフォルトで1本目のサービスポイントを落としてしまいます。この辺が最初に言った「偉大なチャンピオンを自分が倒せる」と信じきることがいかに難しいかを物語っています。その次のサービスもフェデラーが取り、4-5と巻き返します。自分のサービス2本をしっかり決めて6-5とフェデラー再逆転でフェデラーのセットポイントでナダルにサービス権が移ります。しかし、長いラリーの末、フェデラーのフォアハンドのミスショットで6-6となります。次のナダルのサービスも結局はフェデラーのミスで点を落とし、6-7となりナダルのチャンピオンシップポイントに。ここでフェデラー伝家の宝刀とも言うべき127MPHのサーブを繰り出し7-7に。第4ゲームのタイブレークの窮地で自分の最高速129MPHにほぼ近いサーブを打てる所が並みの選手とは精神力が違うところで本当に素晴らしいです。しかし、次のフェデラーのサーブでのラリーで今度はナダルの素晴らしいショットが決まり、2度目のナダルのチャンピオンシップポイントの危機に陥ります。しかも、ナダルのサーブの番だったので、誰もがこれでフェデラーもおしまいかと思うような場面で、再度底力を発揮します。強烈なフォアハンドの深いクロスストロークを打ってネットに出た直後のナダルの右側をバックハンドからストレートに繰り出したパッシングショットで、しかもそこ以外に打つしかないような非常に狭い所を正確に抜く最高のショットで窮地を凌ぎ再び8-8に戻します。どうしてこんな素晴らしいショットがこういう場面で出せるのかというような素晴らしいショットでした。その後のナダルのサーブも攻略し、今度はフェデラーのセットポイントにして、自分のサービス2本打つ場面でファーストサーブを外しながらも、セカンドサーブを強烈なスライスで決めナダルがアウトして第4セットもフェデラーがタイブレークで制します。 これで2年連続のフルセットマッチに突入となりました。去年も書きましたが、フルセットマッチは、ナダルの方が得意で、これまでのフルセットマッチの両者の戦績は以下のようになります。 フェデラー 11勝10敗 (今年は1勝無敗) ナダル … Continue reading

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ナダル 全仏テニス4連覇

今年のフレンチオープンは結局大方の予想通りナダルがフェデラーに圧勝してナダルがボルグの記録に並びました。ボルグが引退前の引き際にかけて記録を達成したのに対し、ナダルはまだ22歳とこれからピークを迎える可能性が高く新記録達成の可能性も高くなりました。とにかくクレーコートでのナダルは強いです。フレンチオープン6回優勝のボルグも観戦に来ているところを放映した後、試合前の統計では、以下のようにナダルの戦績が表示されていました。 フレンチオープン(Roland Garros)27勝無敗、 クレーコート 78勝2敗 ナダルの対フェデラーの過去の戦績は、グランドスラム決勝で3勝2敗。フレンチオープンで2005年の準決勝で破ったものを含め3勝無敗。総合で10勝6敗、クレーでは8勝1敗と、フェデラーにとって完全にナダルは天敵マングース状態。フレンチオープン2006-2007の統計では、フェデラーは27回のブレイクポイントで4つだけブレイク、2回の決勝それぞれで50以上の自己エラー(ナダルは30以下)と、やはりクレーコートは苦手なのが数字にもはっきりと表れています。 ということで統計データからすれば、完全にナダル有利、実際この大会、ナダルはここまで今年は1セットも落としていないし、この勢いを止めるのは難しそうだとは誰もが思ったのでしょうが、そこは王者の意地を見せて何かドラマチックな展開が起きないかなと期待したのも束の間、あっという間に試合は終わったのでした。 試合開始後、いきなりフェデラーが自分のサーブの第1ゲームをブレークされて開始。その後ブレークバックするチャンスが2回あったのですがものにできず、第5ゲームもブレークされ、ここで第1セットは勝負あったという感じ。ここまでだけでもフェデラーのミスは目立ちました。ナダルは、グランドスラムの試合では、第1セットを取った試合では60勝1敗(1敗は2007年USオープンのフェラー戦)なので、これで彼の自信はさらに大きくなったと思います。 第2セットは、第3ゲームをフェデラーがブレークしておもしろくなるかと思いきや、結局ナダルはペースを崩さず着実にブレイクバックして第2セットも取り、これで完全に試合の流れは決まった感じとなりました。試合後のボルグの感想でも同じようなことを言っていました。 この辺で、ナダルのサービスパターンが表示されましたが、ファーストサーブのコースが100%フェデラーのバックハンド側に入れていて、フェデラーの弱点を容赦なくついています。フェデラーのクレーコートでのバックハンドと芝でのバックハンドのフォームの違いを表示しながら、クレーだとバックハンドのヒッティングポイントがかなり高くなるために自分のショットが出しにくいらしいことが解説されていました。フェデラーぐらいの選手でも苦手を克服するのは難しいことを改めて痛感させられました。 第3セットは、6-0でナダルの独壇場となり、結局ストレート勝ちで4連覇の偉業を達成しました。ちなみにフレンチオープン決勝で1セットも落とさずに優勝したのは、過去は次の3人のみだそうで、80年のボルグ以来、 実に28年ぶりの快挙だそうです。 Ilie MASTASE 1973 Bjorn BORG 1978 Bjorn BORG 1980 Career Grand Slam(4大大会すべてで最低一度優勝)の達成者の仲間入りをしたかったでしょうフェデラーにとっては、年齢的なことを考えるとそのチャンスがかなり遠のいたかも知れません。ちなみに今までの達成者は下記の5人だけのようです。こうしてみると近年ではアガシはかなり偉大な選手であったことがわかります。 Fred Perry Don Budge(同年全勝) Rod Laver(同年全勝) Roy Emerson Andre Agassi フェデラー独占時代から、ナダルとジョコビッチがライバルで競い合う時代への移行が既に始まったようです。でもフェデラーは故障が少ない選手ですし、アガシのように息が長くいつも優勝にからんで若手に立ちはだかるような存在でいて欲しいです。 それでもウィンブルドンでは、経験と自信で圧倒的優位に立つフェデラーが優勝第一候補であるわけですが、試合後のボルグの予想では、この調子だとナダル優勝の可能性が高いと述べていました。私としては芝コートでは、まだまだフェデラー優位と見ていますが、はてさてどうなることやら今年のウィンブルドンも楽しみです。

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USオープン フェデラー優勝

フェデラーが予想通り順当勝ちで4年連続のUSオープン優勝を決めました。試合前と試合後の記録は以下の通りです。 11回グランドスラム優勝(歴代3位)→12回(ロイ・エマーソンとタイの歴代2位) 10回連続グランドスラム決勝進出(歴代1位) USオープンで26回連続勝利(歴代2位)→27回(イワン・レンドルとタイの歴代1位) 188週連続ランキング1位(歴代1位) 昨日の準決勝でダビデンコとの試合もストレート勝ちはしたものの、明らかにその前のロディック戦のときと比べてサーブも動きも鈍く、ベストではない状態で、今日もちょっとそんな感じだったのですが、どうも試合後のインタビューを聞いていたら、この数日は胃の調子が悪く、試合前も手が冷たい等、体調が万全でなかったようです。やはり12個目のグランドスラムタイトルがかかっているプレッシャーはあったようで、この辺はほとんどの人が未踏の領域なので、そういう領域に立った人でないと分からないプレッシャーなのでしょう。道理で昨日も今日もファーストサーブが入らないわけです。そんな中でも勝負を決めるようなポイントでは、しっかりと自分のベストショットを出して絶対に相手に優位に立たせないように持って行くところはまさに王者の風格を感じさせる戦いぶりでした。 それに比較してジョコビッチは、第一セットをタイブレークで落とした後の休憩時間に、エビアンの水のペットボトルをひっくり返して自分の苛立ちをぶつけるなど、かなり態度が悪く、私は「ジョコビッチにも勝機はあるのに、このままでは第2セットもフェデラーがとるな」と思ったのでした。実際、過去14回の男子決勝では、第1セットを取った方が優勝しているのです。それぐらい第1セットを落としたら逆転は難しいのですから、完全にそれを忘れないといけないのに、それが出来なければ統計通り、しかも相手はフェデラーですから、なおさら勝てるはずがないと思ったのです。 その割には、第2セットもジョコビッチは健闘して、一時は4-1とリードしたものの、その後は、フェデラーに徐々に追い上げられ、2つあったセットポイントもとれずに、結局はタイブレークにもっていかれました。タイブレークに入る直前の数ゲームとタイブレークのフェデラーは、第2セットのそれまでのフェデラーとは格段に違い、明らかにベストショットと思えるようなサーブとショットの連続で、一気にジョコビッチを打ち砕いたという感じでした。第3セットは、ほぼフェデラーのペースでジョコビッチはつけ入る隙を見つけきれずに終了となりました。 観客数24000人とテニスの試合としては、最大級の観客を集め、有名人も多数来場する中、ジョコビッチは初めて経験するその独特の雰囲気に呑まれて自分のペースをつかみきれないまま、フェデラーに要所要所を押さえられた形となったように思います。ジョコビッチとしてはいい経験を積んだと思います。彼はまだ20歳と最年少に近い若さですので、まだこれからが楽しみですが、今日のような精神力では、フェデラーにグランドスラムで勝つには、まだまだ遠い道のりだなと思います。 ちなみにテレビ中継で映し出された有名人は、以下の通りでした。シャラポワとロバート・デ・ニーロはジョコビッチ側応援席でした。シャラポワとは仲がいいらしく準々決勝の後のインタビューでは、ナダルのモノマネと共にシャラポワのモノマネも披露していました(これらの映像は、USオープン公式サイトで見れます)。 Maria Sharapova Robert De Niro Robin Williams Dustin Hoffman Greg Norman Chris Evert Christie Brinkley 女子の方は、ビーナスがエナンに準決勝でふがいない負け方をしてから、一挙につまらなくなってしまったので(私の中ではその時点で、ほぼエナンの優勝が確定し、実際にそうなったので)、 エントリ書きませんでしたが、少しだけ。ビーナスは今大会では段々と動きが良くなってきていたので、私はビーナスがエナンを破る可能性があると予想していました。実際、勝負所では、踏ん張ってブレークバックするなどして盛り上がりかけると自分のエラーでその後絶対キープすべきサービスゲームを更にブレークされ、エナンに優位に立たせてしまうという最悪の展開で、精神的に自滅したパターンとなってしまいました。応援していただけに、結構がっかりしましたが、この辺の精神力を強化して、また来年頑張ってくれればと思います。 結果的には、男子も女子も世界ランク1位の選手の優勝という、あまりおもしろくない結果となりましたが、いくつかはいい勝負もありそこそこ楽しめました。次は来年のオーストラリアン・オープンのお楽しみですね。

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USオープン フェデラー準決勝へ

今日のUSオープンの試合は、女子は準々決勝でビーナス・ウィリアムスが見事に逆転勝ちでヤンコビッチを破って準決勝に進出しました。内容はかなり荒かったですが、第2セットからは勢いを取り戻し、全体的にはパワーで勝ったという感じでしたが、両者いいショットの連続で、いい試合でした。 しかしながら何といっても豪華な対戦だったのは、男子準々決勝のフェデラー対ロディックでしたね。解説にはマッケンローだけでなくアガシまでゲストに迎えて豪華な解説陣。でもアガシ、ちょっと喋りすぎみたいな感じでしたけど。USオープンの歴代の優勝者らも多数観戦に来ており、試合開始前から非常な盛り上がりを見せていました。 肝心の試合はといえば、スコアだけ見ればフェデラーのストレート勝ちということなんですが、ロディックは持てる限りの実力を出して敗れたという感じでした。特に第1セット、第2セットは、両者共ノーブレークですべてサービスゲームキープしてのタイブレークで、タイブレークも僅差でフェデラーが制したという非常に見ごたえのある内容でした。ロディックはサービスの調子も良く、ファーストサーブは平均130マイル、セカンドでも平均110マイル、最速は140マイル台という豪速サーブで、さすがのフェデラーも手が出せずという場面が多く、今日はひょっとしたらロディックいけるかなと思わせるような素晴らしいショットの連続でした。 第3セットに入るとフェデラーも目が慣れてきたのかコースを読み始めたのか、ロディックのサービスに反応がよくなり、ロディックのサービスゲームを始めてブレークしたところで、勝負あったという感じでした。ロディックが1セットも取れなかったのは残念でしたが、非常にいい試合でした。こういう試合は、ジョコビッチやナダルではできないだろうなというような華のあるというか、何とも表現しがたいですが、テニスの醍醐味をスカッと味合わせてくれるような試合で、本当に素晴らしいです。 結果的に、今のところ私の優勝予想のフェデラーとビーナスは勝ち上がりました。さて、どうなることやら。

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