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Novak Djokovic won 2011 Australian Open Tennis

今年の全豪テニスは、ジョコビッチが優勝しました。フェデラーも早々に敗れ、ナダルも故障のせいで普段ならほぼ確実に勝てる相手(同国スペインのフェラー)に敗退、決勝は、2年連続で決勝進出のマリーとジョコビッチの対戦となりました。ランクや経験で言えば少し格上のジョコビッチを相手に、マリーがどこまで最近の好調さを発揮できるか期待しましたが、結果は惨敗でした。録画でざっと試合の流れを見ましたが、初の4大大会優勝を意識しすぎたのか完全にメンタルに負けているという感じでした。確か最近の数試合ではジョコビッチには勝っていただけに、あーぁという感じでした。 少しハイレベルの試合を期待していただけにちょっとがっくりでしたが、また次の機会を楽しみにしようと思います。

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Finally filed 2009 tax return today

今年も結局延長した挙句、締切り(10/15)ぎりぎりの提出になってしまいましたが、今日(10/11, Columbus Day)とにかく終わってよかったです。 SF Giantsも目出度くナリーグの優勝決定戦に進出を決めました。まあとくにどうということはないのですが、やはり地元のチームが勝ち進むのは何となく気分がいいですし、プレーオフの試合はやはりおもしろいですね。今日も僅差のシーソーゲームを制しての勝利で、ボンズがいた頃のチームとは全然違って本当にチームとして機能しているのが素晴らしいです。次はフィリーズとの対戦なので、苦しそうですがどういう戦いぶりを見せてくれるのか楽しみです。

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SF Giants won the NL west division

メジャーリーグナショナルリーグ西地区の1位・2位(ジャイアンツとパドレス)の直接対決がこの3日間サンフランシスコであったのですが、2連敗でまさかの大逆転で優勝を逃すのか?なんて展開になっていたので、今日はしっかり勝って地元の盛り上がりぶりは最高潮という感じでした(と言ってもテレビで見ていただけですが)。 こんな感じでこの辺の不景気も飛んでくれると嬉しいのですが。 こんな程度の書き込みしかできなくなってくるとTwitterでもいいのかなぁなんて思い出すこの頃でもあります。

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Nadal won 2010 Wimbledon

もう2日遅れにもなってしまいましたが、今年のウィンブルドンはナダルが優勝ということで幕を閉じました。フェデラーかマリーとの決勝戦を見たかったのですが、フェデラーは決勝どころか準決勝にも進めずに敗退してしまいました。一方のマリーとは準決勝で当たって、あっけなくナダルが勝ったので、マリーはまだまだ精神面が弱い(今回は、何十年ぶりかの英国選手優勝の地元の期待を一身に背負う形)ところを印象付け、グランドスラム優勝はまだ遠いかなという感じですね。で、フェデラーを破ったベルディハとの決勝だったわけですが、フェデラーを破った後のインタビューでかなり生意気なことを言っていたので、まあこの選手はまだまだだろうなと思っていたのですが、意外にもジョコビッチは破ったのでひょっとするといい試合?とか思ったのですが、結局はナダルの敵ではなかったですね。これでしばらくはナダルの独占状態が続きそうな気配がしてきましたが、フェデラーに何度も優勝を阻まれながら鍛え抜かれたナダルが勝つのは応援したいのですが、互角に打ち合える選手がいないと観戦する方としては、ちょっとつまらない気もします。まあ、世代交代の時期なので仕方ないと思いますが、来年のウィンブルドンまでには、フェデラーが再度奮起するか、ナダル時代にふさわしいライバル選手が出現することを期待したい(マリーには期待していましたが、ちょっと駄目かも)と思います。

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Nadal won 2010 French Open

一日遅れなので短いコメントです。ナダルが今年のフレンチオープンの王者に返り咲きを果たしました。フェデラーとの決勝対決を見たかったですが、そのフェデラーを準々決勝で破ったソーダリングの試合ぶりには、ちょっと可哀想だけどかなりがっかりでした。4大大会の決勝は初めてじゃないんだし、フェデラー/ナダルの対戦よりもいい試合を見せて欲しかったです。まあナダルが強すぎると言えばそれまでなんですが、ソーダリングのミスも多かったので、え、フェデラーのときと全然違うじゃないという感じでした。女子の方もエナンとセリーナ、ヤンコビッチを次々と破って初の決勝進出をはたしたストーサーが、これまでの対戦成績からは、楽勝と思われたスキアボーネにあっさりと破られれたし、何か今年のフレンチオープンは残念ながらつまらない決勝戦でした。 ウィンブルドンに期待します。

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Federer couldn’t make 6th straight win at US Open 2009

時間がないのと話題が既に1日遅れなので短めにします。 フェデラーのUSオープン6連覇は残念ながら達成されませんでした。しかし、それを阻んだのが意外にも今まで負けたことがないデルポトロであったところに世代交代の波が来ていることをしみじみと感じさせる出来事でした。フェデラーのサービスの調子が中盤ぐらいまで非常に悪くて(ファーストサービスが入る率が40%台前半)、デルポトロにつけいる隙を与えてしまったという感じがします。フルセットマッチでは、あまり成績がよくないフェデラーにとって、こういう若くて勢いがある相手との勝負では、サービスをびしびし決めてできるだけ早く勝負を決めてしまわないと不利な展開になるので、そういう展開に持っていけなかったのが敗因でしょう。フェデラーもメジャー15勝の金字塔を打ち立てた後の気の緩みがあったのか、これでUSオープン6連覇まで達成したらちょっと出来過ぎとか思ってしまったのか、第1セット以外は、いつもの切れがなかったように感じました。デルポトロがナダルをストレートで下した試合は、嘘のようにナダルが手玉にとられていたので、まさかこの勢いでフェデラーまで負かすのではとは思いましたが、過去の対戦成績といい、実績から言ってもそれは無理だろうと思っていましたが、これが時の勢いというかそういうものなのでしょう。いずれにしても、フェデラーには、これで急激に衰退して行ってしまう選手になるのではなく、ずっと優勝に絡み続け後続の選手にいつも何らかの影響を与えるような息の長い選手でいてほしいと思います。

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Federer won 5th consecutive US Open title 2008

フェデラーがUSオープン5連覇の偉業を達成しました。今回は、細かい試合の流れなどは書く時間がないので割愛します。試合自体もそれほど劇的な展開でもなかったのですが、感想だけでも記しておこうと思います。 対戦相手だったマリー(英語の発音からするとマーリィが一番近いような気がしますが、日本のメディアはほとんど「マリー」と表記しているのでカタカナ表記はそれに倣います)が、第1シードのナダルを準決勝で破った時は、ひょっとしてひょっとするかもと思わせたわけですが、マリーにとっては4大大会準決勝進出も初だったわけで、過去のフェデラーとの対戦では、2勝1敗と分がいいものの、4大大会では一度も対戦していないことから、かなり無理があるかなと思っていたのですが、案の定、自分のテニスをさせてもらえず、今回は経験で遥かに上回るフェデラーの貫禄勝ちでした。 私が思うに、マリーはまだまだ荒削りで、調子の波があまりにも大きく4大大会での優勝はまだまだ先のことという感じがしています。ウィンブルドンでもマリーがガスケと対戦して勝ったときも、その好調さから、「もしかして決勝まで行くかな」とか思わせるのですが、次の対ナダル戦では、うって変わって絶不調で簡単に負けてしまったことが記憶に新しいです。それでも、ナダルが不得手とするハードコートでの勝負とは言え、今回はランキング1位のナダルに雪辱したわけで、かなりナダルを研究してきたのでしょう、きっちり彼のバックハンド側を狙ってサーブも強烈なフォアのショットも決めるという作戦を実行し、それが功を奏する所などは、大変素晴らしいと思います。彼の課題としては、精神面の強化(切れやすいのと大舞台に弱い)と小技(特にネットプレイ)の向上というあたりでしょう。サービスとショットの強さでは、上位選手と既に互角かやや上回っているわけですから、今後が非常に楽しみな選手です。 フェデラーは、今年のスランプ状態(解説も言っていましたが、あくまでも今までが完璧だった彼にとってのスランプで、普通の選手だったら超立派な成績です)を克服し、立派な優勝で素直にさすがと言いたいです。準決勝でジョコビッチを負かしたわけですが、ジョコビッチがその前のロディック戦の後の勝利者インタビューでニューヨーカーを敵に回すような発言(「俺はケガがあったってロディックぐらいは間単に下せる」的な発言をした件。詳細は、こちらを参照)をしたために、自分でメンタルに悪い状態に陥り、やや自滅状態になってくれたのがフェデラーの自信を無くさせるのに貢献した選手が、今度は自信を回復させるのに一役かったのは、何とも皮肉でした。 何はともあれ、これでかなり実力が接近した4強(ナダル、フェデラー、ジョコビッチ、マリー)時代になったわけで男子シングルスは非常におもしろくなりました。 それと今大会で注目された若手選手として、対戦当時ランキング4位のフェレールを破った錦織圭選手やナダルを苦しめたカリフォルニア出身のクエリーも頑張って、これらの上位選手の争いに絡んでくると更に面白くなるので、期待したいと思います。

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Rafael Nadal finally won the Wimbledon 2008

あまりに長い試合だったので、試合直後のアップは断念し、一日遅れのアップです。今年もウィンブルドン男子決勝は歴史に残る名勝負でした。去年の決勝は涙が出る程素晴らしい試合と書きましたが、今年もそれに引けを取らない真剣勝負で本当にテニスファンだけでなく見ている人すべてを魅了するような見事な試合内容だったと思います。フェデラーのウィンブルドン6連覇達成の偉業が見れなかったのは残念でしたが、2セットダウンからのフェデラーの後半の追い上げは見事でした。 試合前の放送で、1981年にウィンブルドン5連覇のボルグが6連覇をかけてマッケンローと対戦した時の様子がフラッシュバックとして放映され、その時は、マッケンローがボルグの6連覇を阻止して初優勝した時の瞬間の映像が流れ、マッケンローが現在のナダルが置かれた状況と非常に似ていたその時の自分の気持ち等を述懐していたのが興味深かったです。ここまで実力が拮抗してくると精神的な作用がかなり大きく作用してくる点をマッケンローも指摘していました。偉大なチャンピオンを自分が大舞台で倒せるとは簡単には信じられないわけで、そこをどう精神的に乗り越えるのかがナダルにとっての鍵となるわけです。 これまで私が聞いた試合前の識者予想では、ボルグがナダル、ベッカーがフェデラー、マッケンローがフェデラーという感じでしたが、誰もが僅差の試合になるという点では一致しており、大変な接線が予想されました。私個人の予想では、フェデラーが幾分有利かなと思っていました。試合直前の両者のインタビューでも、両者共慎重なコメントで本人達自身もかなりの激戦を覚悟して試合に臨んでいるように見えました。 フェデラーは今年のシングルスでは43勝8敗と、やや頂点を過ぎつつあるかなという成績ですが、ナダルやジョコビッチといった若手の伸びが素晴らしいためという見方をすれば、まだ頂点の調子からそれ程下ったわけではないとも言えます。事実、今年も決勝進出まで1セットも落としていませんし、ウィンブルドンではタイブレークで22勝3敗と土壇場では圧倒的な強さです。対するナダルも、決勝進出までに2回戦で1セット落とすのみと、芝コートでの大変な進歩を予想させる戦績です。 フェデラーにとってナダルは天敵であることは何回も書いていますが、これまでの両者の対戦成績は、ナダル11勝6敗 グランドスラムは4勝2敗で、唯一リードを保っているのがウィンブルドンでの2勝0敗で、ウィンブルドンだけは天敵と言えども譲らないというフェデラーの意地がかかっています。グランドスラムタイトルの決勝で同じ選手が顔を合わせるのは、フェデラー対ナダルが6回目で最多(アガシ対サンプラスとレンドル対ウィランダーが5回、ボルグ対コナーズとボルグ対マッケンローが4回)で、この記録からもいかに両者の実力が拮抗しているかがわかります。 大変長くなりますが、一応、試合の流れを追ってみたいと思います。 今年の芝コートの試合では12試合で2回しかブレークされていないフェデラーですが、第1セットの第3ゲームでいきなりブレイクを許してしまいます。しかし、その後のナダルのサービスゲームでブレイクバックするチャンスを作るところがさすがフェデラーでしたが、ナダルはブレイクを許しません。結果的には、このパターンが終始続くことになります。 5-4でナダルリードで迎えた第10ゲームでは、2回のセットポイントをしのいだものの2度のブレークチャンスを活かせず結局は第1セットを落とします。 ウィンブルドンでフェデラーが第1セットを落としたのは2004年決勝の対ロディック戦の時以来だそうで、その時はフェデラーが勝ったわけですが、今年はやはりここで不安がよぎります。 第2セットですんなりと自分のサービスゲームをキープした後の第2ゲームで今度はフェデラーがいきなりナダルのサービスゲームをブレイクし、いよいよ試合が盛り上がります。4-3でフェデラーがリードを保ち、このセットはフェデラーかなという雰囲気で迎えた第7ゲームで今度はナダルがフェデラーのサービスをブレイクバックした辺りで、少し雲行きが怪しくなってきます。 第8ゲーム途中までで自己エラーがフェデラーは12、ナダルは6と、フェデラーのミスが目立ちましたが、その第8ゲームでフェデラーのブレークチャンスが訪れます。しかし、それをものに出来ず、その次のサービスゲームでミスを連続し、0-40のトリプルブレイクチャンスをナダルに与えてしまい、ブレイクされてしまい、そこで第2セットの流れが完全にナダルになってしまいました。ナダルのセットポイントを凌いだ後のブレイクチャンスもスーパーラリーの後、フェデラーのミスショットで逃します。2回目のセットポイントもバックハンドのミスショットで第2セットも落としました。 フェデラーの2セットダウンからの逆転は、今までで3回あり、最後は2005年のマイアミで対ナダルだったようです。 第3セットに突入し、フェデラーが第1ゲームのサービスをキープしたところまでの両者の統計が、下記の通りで、ここまでは第1サービスの率が悪いのと自責点で自分のブレイクチャンスをものにできずに、ナダルが着実にブレイクチャンスをものにするのを助けてしまったという感じです。 (左の数字がフェデラー、右がナダル) サービスエース 7 2 第1サーブ 63% 72% ブレイク 1/6 3/4 勝ち点 30 17 エラー 15 10 第3ゲームでナダルが右足を痛めて倒れる場面があり、真っ向勝負を見たいファンとしてはちょっと冷やっとしましたがトレイナーのマッサージですぐに回復します。 ナダルサーブの第5ゲームでブレイクチャンスを逃した時点での統計で、ウィンブルドン決勝で対ナダル選(全て決勝)でブレイクチャンスをものに出来たのが、2006年は10分の6、2007年は8分の3、2008年はここまでで9分の1と明らかに今年はブレイクチャンスを活かせていないことが示されています。これが勝負の分かれ目の最大の要因でしょう。 5-4になったところで雨で中断。中断後も両者の調子は変わることなく、両者サービスキープでタイブレークにもつれ込みます。 タイブレークの統計では、フェデラーは25勝8敗(決勝では7章1敗)、ナダルは9勝5敗(決勝は1勝4敗)とこちらは完全にフェデラー有利の数字が示すがごとく、どちらかというと圧倒的な強さで第3セットは制します。 第4ゲーム突入後も、両者サービスをキープし続け、5-4で迎えたフェデラーサービスの第10ゲームは、0-30と緊迫感が走りますが、そこは王者の風格でその後のポイントをすべて連取してキープし、5-5に。その後も両者譲らず再びタイブレークになり試合の盛り上がりは絶頂を迎えます。最初はナダルのサービスでしたが、解説マッケンローも今回のウィンブルドンのトップ10ショットに文句なしで入ると言った素晴らしいラリーで始まり、まずは1点フェデラーが先行します。しかし、その後のフェデラーのサービス2本をナダルが両方取り、1-2に。ナダルは次の自分のサービス2本を取って1-4とし、優位に立ち、ナダル優勝の色が濃くなり始めます。次の2本のフェデラーのサービスで1点取れば、後は自分のサービスで2点取れば優勝ですから、圧倒的に優位に立つわけです。そして、その通り2本目のサーブをナダルが取り、2-5とし、ナダルのサービスが始まり、いよいよナダル優勝かという感じに見えたところから、またドラマが始まります。なんとナダルがダブルフォルトで1本目のサービスポイントを落としてしまいます。この辺が最初に言った「偉大なチャンピオンを自分が倒せる」と信じきることがいかに難しいかを物語っています。その次のサービスもフェデラーが取り、4-5と巻き返します。自分のサービス2本をしっかり決めて6-5とフェデラー再逆転でフェデラーのセットポイントでナダルにサービス権が移ります。しかし、長いラリーの末、フェデラーのフォアハンドのミスショットで6-6となります。次のナダルのサービスも結局はフェデラーのミスで点を落とし、6-7となりナダルのチャンピオンシップポイントに。ここでフェデラー伝家の宝刀とも言うべき127MPHのサーブを繰り出し7-7に。第4ゲームのタイブレークの窮地で自分の最高速129MPHにほぼ近いサーブを打てる所が並みの選手とは精神力が違うところで本当に素晴らしいです。しかし、次のフェデラーのサーブでのラリーで今度はナダルの素晴らしいショットが決まり、2度目のナダルのチャンピオンシップポイントの危機に陥ります。しかも、ナダルのサーブの番だったので、誰もがこれでフェデラーもおしまいかと思うような場面で、再度底力を発揮します。強烈なフォアハンドの深いクロスストロークを打ってネットに出た直後のナダルの右側をバックハンドからストレートに繰り出したパッシングショットで、しかもそこ以外に打つしかないような非常に狭い所を正確に抜く最高のショットで窮地を凌ぎ再び8-8に戻します。どうしてこんな素晴らしいショットがこういう場面で出せるのかというような素晴らしいショットでした。その後のナダルのサーブも攻略し、今度はフェデラーのセットポイントにして、自分のサービス2本打つ場面でファーストサーブを外しながらも、セカンドサーブを強烈なスライスで決めナダルがアウトして第4セットもフェデラーがタイブレークで制します。 これで2年連続のフルセットマッチに突入となりました。去年も書きましたが、フルセットマッチは、ナダルの方が得意で、これまでのフルセットマッチの両者の戦績は以下のようになります。 フェデラー 11勝10敗 (今年は1勝無敗) ナダル … Continue reading

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ナダル 全仏テニス4連覇

今年のフレンチオープンは結局大方の予想通りナダルがフェデラーに圧勝してナダルがボルグの記録に並びました。ボルグが引退前の引き際にかけて記録を達成したのに対し、ナダルはまだ22歳とこれからピークを迎える可能性が高く新記録達成の可能性も高くなりました。とにかくクレーコートでのナダルは強いです。フレンチオープン6回優勝のボルグも観戦に来ているところを放映した後、試合前の統計では、以下のようにナダルの戦績が表示されていました。 フレンチオープン(Roland Garros)27勝無敗、 クレーコート 78勝2敗 ナダルの対フェデラーの過去の戦績は、グランドスラム決勝で3勝2敗。フレンチオープンで2005年の準決勝で破ったものを含め3勝無敗。総合で10勝6敗、クレーでは8勝1敗と、フェデラーにとって完全にナダルは天敵マングース状態。フレンチオープン2006-2007の統計では、フェデラーは27回のブレイクポイントで4つだけブレイク、2回の決勝それぞれで50以上の自己エラー(ナダルは30以下)と、やはりクレーコートは苦手なのが数字にもはっきりと表れています。 ということで統計データからすれば、完全にナダル有利、実際この大会、ナダルはここまで今年は1セットも落としていないし、この勢いを止めるのは難しそうだとは誰もが思ったのでしょうが、そこは王者の意地を見せて何かドラマチックな展開が起きないかなと期待したのも束の間、あっという間に試合は終わったのでした。 試合開始後、いきなりフェデラーが自分のサーブの第1ゲームをブレークされて開始。その後ブレークバックするチャンスが2回あったのですがものにできず、第5ゲームもブレークされ、ここで第1セットは勝負あったという感じ。ここまでだけでもフェデラーのミスは目立ちました。ナダルは、グランドスラムの試合では、第1セットを取った試合では60勝1敗(1敗は2007年USオープンのフェラー戦)なので、これで彼の自信はさらに大きくなったと思います。 第2セットは、第3ゲームをフェデラーがブレークしておもしろくなるかと思いきや、結局ナダルはペースを崩さず着実にブレイクバックして第2セットも取り、これで完全に試合の流れは決まった感じとなりました。試合後のボルグの感想でも同じようなことを言っていました。 この辺で、ナダルのサービスパターンが表示されましたが、ファーストサーブのコースが100%フェデラーのバックハンド側に入れていて、フェデラーの弱点を容赦なくついています。フェデラーのクレーコートでのバックハンドと芝でのバックハンドのフォームの違いを表示しながら、クレーだとバックハンドのヒッティングポイントがかなり高くなるために自分のショットが出しにくいらしいことが解説されていました。フェデラーぐらいの選手でも苦手を克服するのは難しいことを改めて痛感させられました。 第3セットは、6-0でナダルの独壇場となり、結局ストレート勝ちで4連覇の偉業を達成しました。ちなみにフレンチオープン決勝で1セットも落とさずに優勝したのは、過去は次の3人のみだそうで、80年のボルグ以来、 実に28年ぶりの快挙だそうです。 Ilie MASTASE 1973 Bjorn BORG 1978 Bjorn BORG 1980 Career Grand Slam(4大大会すべてで最低一度優勝)の達成者の仲間入りをしたかったでしょうフェデラーにとっては、年齢的なことを考えるとそのチャンスがかなり遠のいたかも知れません。ちなみに今までの達成者は下記の5人だけのようです。こうしてみると近年ではアガシはかなり偉大な選手であったことがわかります。 Fred Perry Don Budge(同年全勝) Rod Laver(同年全勝) Roy Emerson Andre Agassi フェデラー独占時代から、ナダルとジョコビッチがライバルで競い合う時代への移行が既に始まったようです。でもフェデラーは故障が少ない選手ですし、アガシのように息が長くいつも優勝にからんで若手に立ちはだかるような存在でいて欲しいです。 それでもウィンブルドンでは、経験と自信で圧倒的優位に立つフェデラーが優勝第一候補であるわけですが、試合後のボルグの予想では、この調子だとナダル優勝の可能性が高いと述べていました。私としては芝コートでは、まだまだフェデラー優位と見ていますが、はてさてどうなることやら今年のウィンブルドンも楽しみです。

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My thoughts on Hideki Matsui of Yankees

ボストンレッドソックスがまたもや大逆転劇で、ワールドシリーズに進出しましたね。これで、ワールドシリーズが一段とおもしろくなりそうです。 ところで、今年もア・リーグ地区シリーズで敗退してしまったヤンキースのトーリ監督の退任に関する、読売の記事中に気になる松井のコメントがあったので、そのことについて少し。読売の記事へのリンクは、http://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/news/20071020ie02.htmですがいつまであるかわからないので、松井のコメント部分のみ引用しておきます。 ヤンキース・松井秀「野球観が同じ。自分がそれまで持っていた考え方や取り組み方を、そのまま何も変える必要はなかった。僕から一言伝えるとしたら、やはり『ありがとうございました』しかない」 この部分を読んで、なんとなく松井がメジャーリーグで今ひとつ大ブレークできない理由の一つが見えたように思ったのです。私が思うに彼は「野球観」を変えないといけない時に来ていると思っていたので、手首の骨折はその一つの機会だったと思うのですが(彼が大事にしてきた連続試合出場がいやおうなく途切れたわけですし)、今年の8月にそのきっかけを掴みかけた感じがしていたのが、なんかまた元に戻ってしまった感じがするんですよね。松井は今でも十分立派な成績を挙げているんですが、本来のホームラン打者としてのイメージとは違うのと、プレーオフ等の大試合でのチャンスを活かせないところなど、メジャーリーグでの大打者と呼べるレベルにはもう一歩というところにいる感じがしていました。日本で成功し、アメリカでもある程度の実績を挙げているだけに、「野球観」を変えるのは余計に難しいことだと思うのですが、それができないと次のレベルに行けないように思うのです。 こういうのって、多少の差はあれ、誰にでも訪れることだと思うのです。それで、そういうときには何かそれまでの考え方を変えないといけない出来事が起きるのですが、それを転機と捉えるか、単にツキが離れたみたいな捉え方をするかで、一層の飛躍を果たせるか、悪い方向に行ってしまうかが決まってしまうように思うわけです。自分でもそういう時が来たときに、転機と捉えて飛躍できる自分になれるように、常にそういう転機が来たときに準備のできた状態になれることを意識して行きたいと思います。

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