Tag Archives: テニス

Novak Djokovic won 2011 Australian Open Tennis

今年の全豪テニスは、ジョコビッチが優勝しました。フェデラーも早々に敗れ、ナダルも故障のせいで普段ならほぼ確実に勝てる相手(同国スペインのフェラー)に敗退、決勝は、2年連続で決勝進出のマリーとジョコビッチの対戦となりました。ランクや経験で言えば少し格上のジョコビッチを相手に、マリーがどこまで最近の好調さを発揮できるか期待しましたが、結果は惨敗でした。録画でざっと試合の流れを見ましたが、初の4大大会優勝を意識しすぎたのか完全にメンタルに負けているという感じでした。確か最近の数試合ではジョコビッチには勝っていただけに、あーぁという感じでした。 少しハイレベルの試合を期待していただけにちょっとがっくりでしたが、また次の機会を楽しみにしようと思います。

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Nadal won 2010 Wimbledon

もう2日遅れにもなってしまいましたが、今年のウィンブルドンはナダルが優勝ということで幕を閉じました。フェデラーかマリーとの決勝戦を見たかったのですが、フェデラーは決勝どころか準決勝にも進めずに敗退してしまいました。一方のマリーとは準決勝で当たって、あっけなくナダルが勝ったので、マリーはまだまだ精神面が弱い(今回は、何十年ぶりかの英国選手優勝の地元の期待を一身に背負う形)ところを印象付け、グランドスラム優勝はまだ遠いかなという感じですね。で、フェデラーを破ったベルディハとの決勝だったわけですが、フェデラーを破った後のインタビューでかなり生意気なことを言っていたので、まあこの選手はまだまだだろうなと思っていたのですが、意外にもジョコビッチは破ったのでひょっとするといい試合?とか思ったのですが、結局はナダルの敵ではなかったですね。これでしばらくはナダルの独占状態が続きそうな気配がしてきましたが、フェデラーに何度も優勝を阻まれながら鍛え抜かれたナダルが勝つのは応援したいのですが、互角に打ち合える選手がいないと観戦する方としては、ちょっとつまらない気もします。まあ、世代交代の時期なので仕方ないと思いますが、来年のウィンブルドンまでには、フェデラーが再度奮起するか、ナダル時代にふさわしいライバル選手が出現することを期待したい(マリーには期待していましたが、ちょっと駄目かも)と思います。

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Nadal won 2010 French Open

一日遅れなので短いコメントです。ナダルが今年のフレンチオープンの王者に返り咲きを果たしました。フェデラーとの決勝対決を見たかったですが、そのフェデラーを準々決勝で破ったソーダリングの試合ぶりには、ちょっと可哀想だけどかなりがっかりでした。4大大会の決勝は初めてじゃないんだし、フェデラー/ナダルの対戦よりもいい試合を見せて欲しかったです。まあナダルが強すぎると言えばそれまでなんですが、ソーダリングのミスも多かったので、え、フェデラーのときと全然違うじゃないという感じでした。女子の方もエナンとセリーナ、ヤンコビッチを次々と破って初の決勝進出をはたしたストーサーが、これまでの対戦成績からは、楽勝と思われたスキアボーネにあっさりと破られれたし、何か今年のフレンチオープンは残念ながらつまらない決勝戦でした。 ウィンブルドンに期待します。

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Federer won Australian Open 2010

時差等の関係もあり、子供の相手で忙しすぎるのもあり、今回は(も)あまり、じっくりとは観戦できませんでしたが、今日の朝、再放送していたのを途中から見て、結局第3セットのタイブレークの激戦部分だけ見ました。 マリーは、今回は調子が良さそうだったし、フェデラーも比較的得意としていたので、今回はかなりの接戦になるのではと予想していたのですが、ふたを開けてみるとあっさりとフェデラーのストレート勝ちという結果で、正直、ちょっとつまらない感じでした。フェデラーは一時期のスランプを完全に乗り越え、更にパワーアップして復活したという感じがします。表彰式で、フェデラーを讃えると共に、泣きながら少し自虐的というか自信がなくなったようなコメントをしたマリーをなぐさめるコメントをしていたフェデラーは正に余裕の王者という感じでした。まあ、これでしばらくは、上位3位が非常に接近した状態が続きそうで、内容の濃い試合が楽しめそうです。

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Federer couldn’t make 6th straight win at US Open 2009

時間がないのと話題が既に1日遅れなので短めにします。 フェデラーのUSオープン6連覇は残念ながら達成されませんでした。しかし、それを阻んだのが意外にも今まで負けたことがないデルポトロであったところに世代交代の波が来ていることをしみじみと感じさせる出来事でした。フェデラーのサービスの調子が中盤ぐらいまで非常に悪くて(ファーストサービスが入る率が40%台前半)、デルポトロにつけいる隙を与えてしまったという感じがします。フルセットマッチでは、あまり成績がよくないフェデラーにとって、こういう若くて勢いがある相手との勝負では、サービスをびしびし決めてできるだけ早く勝負を決めてしまわないと不利な展開になるので、そういう展開に持っていけなかったのが敗因でしょう。フェデラーもメジャー15勝の金字塔を打ち立てた後の気の緩みがあったのか、これでUSオープン6連覇まで達成したらちょっと出来過ぎとか思ってしまったのか、第1セット以外は、いつもの切れがなかったように感じました。デルポトロがナダルをストレートで下した試合は、嘘のようにナダルが手玉にとられていたので、まさかこの勢いでフェデラーまで負かすのではとは思いましたが、過去の対戦成績といい、実績から言ってもそれは無理だろうと思っていましたが、これが時の勢いというかそういうものなのでしょう。いずれにしても、フェデラーには、これで急激に衰退して行ってしまう選手になるのではなく、ずっと優勝に絡み続け後続の選手にいつも何らかの影響を与えるような息の長い選手でいてほしいと思います。

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Ordered AT&T U-Verse, but…

現在、私はサンタローザの自宅では、下り6Mbps、上り768KbpsのDSLを使っていますが、かれこれ2年ぐらい前からAT&TのU-Verseサービスが利用可能になっていました(その話は以前もどこかで書いたと思うのですが)。U-Verseだとテレビの配信をIPを使用して行うので、かなりの大域幅が必要になるため結果としてインターネットサービスも高速になるようです。 話は少し前になりますが、2週間程前に突然自宅のケーブルTVの35チャンネル以上(ESPNとかDisneyとかがあるのですが)が砂嵐になる現象に見舞われました。今までもそういうことは少数のチャンネルでたまに起きていて、1時間も経てば復旧するような状態だったのでしばらく放っておきました。というのもその現象に最初に気づいた時は、レドウッドシティのアパートでSlingbox経由で見ていたので、その時は、Slingboxがいかれたのかなと思ったのです。何せ、過去数ヶ月リブートなしで動作していたので、さすがにどこかおかしくなったのかもなと思ったのでした。しかし、2日経っても一向に復旧しないし、Slingboxの設定をいじり直しても駄目でした。そこで、自宅のデスクトップにリモートで接続してそこのTVチューナーをチェックしてみるとやはりダウンしていることが確認できたので、これはSlingboxのせいではなく、Comcast側の問題であることがほぼ確実になりました。で、電話してみるとしゃあしゃあとデジタルに切り替わったので、映らなくなったというではありませんか。「えっ?#%&@」と一瞬言葉を失いながらも詳しく聞いてみると米国では地上波のデジタル化が6/12に開始されたのですが(さすがにこれは私も知っていましたが)、ケーブルのユーザは影響を受けないと言われていたので、私は安心してアナログのままでいたのでした。しかし、事実はそうではなく、地上波がデジタルに切り替わった時点で順次アナログのケーブル配信もデジタルに移行するということらしかったのです。で、さらによーく聞いてみるとデジタル信号をアナログ信号に変換するボックスを無料で一家庭あたり2台まで貸与してくれるということになっているらしく、それをこの前の土曜日に入手してようやっとテレビが復旧したのでした。今はテニスのUSオープンの真っ最中だったので、とにかく復旧優先でそういう方向で解決しておきました。話がそれますが、今年はUSオープンのライブ中継をインターネット上で無料で視聴可能にしてくれています(usopen.org)。多分北米ユーザのみかと思いますが、結構な画質で配信してくれていて、Picture in Pictureもできるし、試合中の統計データ(エースの数とかエラーの数等)もリアルタイムで参照でき、結構いいです。欠点はESPNとかだと解説がマッケンローとかなのに対して、なんかよく知らないアナウンサーで、どちらかの選手の肩を持つような実況が入るだけで、その部分はやはりかなり落ちます。スポーツ中継というのは、いい選手がいいプレーをして、それを正当に評価・解説できるアナウンサーや解説者がついて完全なエンターテインメントになるのだなと改めて感じました。 話を元に戻します。しかし、Comcastのサービスの悪さ(対応が悪いだけでなく、どうも嘘八百という感じの悪さ)に辟易していたので、この機会にAT&Tに乗り換えようかという気になり、早速ウェブでチェックしてみると丁度$250のcash backキャンペーンをやっているではないですか。ここで意を決して注文を出しました。注文したのはU200(200チャンネルとDVR1台付、テレビ2台用)とMAX(下り12Mbps上り1.5Mbpsで今のDSLの約2倍程度の速度)のセットで毎月約$120というものです。今は、ケーブルに$67、DSLに$65で約$130ですので、出て行く金はあまり変わりませんが、内容は少しよくなるハズということで踏み切りました。 ところが、今度は現在使用しているDSLのプロバイダがAT&Tではない別のプロバイダであるために、そちらを完全に切断しないとインストールの日も決められないとぬかすのです。そこまで行くまでにももう少し長い道のりがあったのですが、その辺はもう書くのも面倒なので割愛します。まあComcastもAT&Tもどちらも似たような殿様商売に近いので、あまり頭に来ても埒があかないので、適当な所であきらめるしかないのが悲しいところですが、まあしょうがないかなと。そういうのもあって$250キャッシュバックとかやらないと誰もやりたがらないというのが実情なのでしょう。仕方がないので、自宅にいない日に切断させて、その後すぐに電話することで何とかダウンの影響を最小限に食い止めようと試みています。今の作戦的には、来週の水曜日に切断、金曜か土曜にインストールをしてもらうという作戦です。すでに切断の手配は完了しました。後は、少し賭けみたいになりますが、どうなることやら。後の顛末は、また書きます。

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Federer won Wimbledon 2009

1日遅れとなりましたが、フェデラーが今年のウィンブルドン王者に復帰し、メジャー優勝15勝という歴史的記録を達成しました。フレンチオープンでの優勝で生涯グランドスラムを達成したときには何も書けなかったので、一言だけ書いておこうと思います。 個人的には、久々に4大大会決勝に進出したロディックに勝たせたかったのですが、第5セットの死闘でロディックの方が先に緊張の糸が切れてしまい、結局はフェデラーに勝たせてしまったという格好になりました。事実第4セットまでは、ロディックが2ゲームブレークしていたのみで、フェデラーはロディックのサービスをブレークできないでいたわけですから、ロディックには十分勝機があったわけですから、非常に残念な試合だったわけです。まあ、そこまで追い込まれても最終セットでは全く譲らず、16-14のゲームスコア(ウィンブルドン最多ゲーム)が語る死闘を制したフェデラーは立派なものでした。ナダル不在で、フェデラーに記録達成のチャンスが増大したことは事実と思いますが、ロディックが簡単に達成させず、15勝目も非常に内容のある意義ある記録になったのはテニスファンとしては、素直にロディックを賞賛したいと思います。この調子で、USオープンもロディックに頑張ってもらいたいと思います。表彰式のインタビューでロディックは、観戦に来ていたサンプラス(これまでの14勝の記録保持者)に、「記録が破られるのを阻止しようとしたけで、だめだったよ、すまん!」という冗談で観衆を笑わせていましたが、かなりくやしかったように見えましたので、今後が本当に楽しみです。

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Federer won 5th consecutive US Open title 2008

フェデラーがUSオープン5連覇の偉業を達成しました。今回は、細かい試合の流れなどは書く時間がないので割愛します。試合自体もそれほど劇的な展開でもなかったのですが、感想だけでも記しておこうと思います。 対戦相手だったマリー(英語の発音からするとマーリィが一番近いような気がしますが、日本のメディアはほとんど「マリー」と表記しているのでカタカナ表記はそれに倣います)が、第1シードのナダルを準決勝で破った時は、ひょっとしてひょっとするかもと思わせたわけですが、マリーにとっては4大大会準決勝進出も初だったわけで、過去のフェデラーとの対戦では、2勝1敗と分がいいものの、4大大会では一度も対戦していないことから、かなり無理があるかなと思っていたのですが、案の定、自分のテニスをさせてもらえず、今回は経験で遥かに上回るフェデラーの貫禄勝ちでした。 私が思うに、マリーはまだまだ荒削りで、調子の波があまりにも大きく4大大会での優勝はまだまだ先のことという感じがしています。ウィンブルドンでもマリーがガスケと対戦して勝ったときも、その好調さから、「もしかして決勝まで行くかな」とか思わせるのですが、次の対ナダル戦では、うって変わって絶不調で簡単に負けてしまったことが記憶に新しいです。それでも、ナダルが不得手とするハードコートでの勝負とは言え、今回はランキング1位のナダルに雪辱したわけで、かなりナダルを研究してきたのでしょう、きっちり彼のバックハンド側を狙ってサーブも強烈なフォアのショットも決めるという作戦を実行し、それが功を奏する所などは、大変素晴らしいと思います。彼の課題としては、精神面の強化(切れやすいのと大舞台に弱い)と小技(特にネットプレイ)の向上というあたりでしょう。サービスとショットの強さでは、上位選手と既に互角かやや上回っているわけですから、今後が非常に楽しみな選手です。 フェデラーは、今年のスランプ状態(解説も言っていましたが、あくまでも今までが完璧だった彼にとってのスランプで、普通の選手だったら超立派な成績です)を克服し、立派な優勝で素直にさすがと言いたいです。準決勝でジョコビッチを負かしたわけですが、ジョコビッチがその前のロディック戦の後の勝利者インタビューでニューヨーカーを敵に回すような発言(「俺はケガがあったってロディックぐらいは間単に下せる」的な発言をした件。詳細は、こちらを参照)をしたために、自分でメンタルに悪い状態に陥り、やや自滅状態になってくれたのがフェデラーの自信を無くさせるのに貢献した選手が、今度は自信を回復させるのに一役かったのは、何とも皮肉でした。 何はともあれ、これでかなり実力が接近した4強(ナダル、フェデラー、ジョコビッチ、マリー)時代になったわけで男子シングルスは非常におもしろくなりました。 それと今大会で注目された若手選手として、対戦当時ランキング4位のフェレールを破った錦織圭選手やナダルを苦しめたカリフォルニア出身のクエリーも頑張って、これらの上位選手の争いに絡んでくると更に面白くなるので、期待したいと思います。

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ナダル 全仏テニス4連覇

今年のフレンチオープンは結局大方の予想通りナダルがフェデラーに圧勝してナダルがボルグの記録に並びました。ボルグが引退前の引き際にかけて記録を達成したのに対し、ナダルはまだ22歳とこれからピークを迎える可能性が高く新記録達成の可能性も高くなりました。とにかくクレーコートでのナダルは強いです。フレンチオープン6回優勝のボルグも観戦に来ているところを放映した後、試合前の統計では、以下のようにナダルの戦績が表示されていました。 フレンチオープン(Roland Garros)27勝無敗、 クレーコート 78勝2敗 ナダルの対フェデラーの過去の戦績は、グランドスラム決勝で3勝2敗。フレンチオープンで2005年の準決勝で破ったものを含め3勝無敗。総合で10勝6敗、クレーでは8勝1敗と、フェデラーにとって完全にナダルは天敵マングース状態。フレンチオープン2006-2007の統計では、フェデラーは27回のブレイクポイントで4つだけブレイク、2回の決勝それぞれで50以上の自己エラー(ナダルは30以下)と、やはりクレーコートは苦手なのが数字にもはっきりと表れています。 ということで統計データからすれば、完全にナダル有利、実際この大会、ナダルはここまで今年は1セットも落としていないし、この勢いを止めるのは難しそうだとは誰もが思ったのでしょうが、そこは王者の意地を見せて何かドラマチックな展開が起きないかなと期待したのも束の間、あっという間に試合は終わったのでした。 試合開始後、いきなりフェデラーが自分のサーブの第1ゲームをブレークされて開始。その後ブレークバックするチャンスが2回あったのですがものにできず、第5ゲームもブレークされ、ここで第1セットは勝負あったという感じ。ここまでだけでもフェデラーのミスは目立ちました。ナダルは、グランドスラムの試合では、第1セットを取った試合では60勝1敗(1敗は2007年USオープンのフェラー戦)なので、これで彼の自信はさらに大きくなったと思います。 第2セットは、第3ゲームをフェデラーがブレークしておもしろくなるかと思いきや、結局ナダルはペースを崩さず着実にブレイクバックして第2セットも取り、これで完全に試合の流れは決まった感じとなりました。試合後のボルグの感想でも同じようなことを言っていました。 この辺で、ナダルのサービスパターンが表示されましたが、ファーストサーブのコースが100%フェデラーのバックハンド側に入れていて、フェデラーの弱点を容赦なくついています。フェデラーのクレーコートでのバックハンドと芝でのバックハンドのフォームの違いを表示しながら、クレーだとバックハンドのヒッティングポイントがかなり高くなるために自分のショットが出しにくいらしいことが解説されていました。フェデラーぐらいの選手でも苦手を克服するのは難しいことを改めて痛感させられました。 第3セットは、6-0でナダルの独壇場となり、結局ストレート勝ちで4連覇の偉業を達成しました。ちなみにフレンチオープン決勝で1セットも落とさずに優勝したのは、過去は次の3人のみだそうで、80年のボルグ以来、 実に28年ぶりの快挙だそうです。 Ilie MASTASE 1973 Bjorn BORG 1978 Bjorn BORG 1980 Career Grand Slam(4大大会すべてで最低一度優勝)の達成者の仲間入りをしたかったでしょうフェデラーにとっては、年齢的なことを考えるとそのチャンスがかなり遠のいたかも知れません。ちなみに今までの達成者は下記の5人だけのようです。こうしてみると近年ではアガシはかなり偉大な選手であったことがわかります。 Fred Perry Don Budge(同年全勝) Rod Laver(同年全勝) Roy Emerson Andre Agassi フェデラー独占時代から、ナダルとジョコビッチがライバルで競い合う時代への移行が既に始まったようです。でもフェデラーは故障が少ない選手ですし、アガシのように息が長くいつも優勝にからんで若手に立ちはだかるような存在でいて欲しいです。 それでもウィンブルドンでは、経験と自信で圧倒的優位に立つフェデラーが優勝第一候補であるわけですが、試合後のボルグの予想では、この調子だとナダル優勝の可能性が高いと述べていました。私としては芝コートでは、まだまだフェデラー優位と見ていますが、はてさてどうなることやら今年のウィンブルドンも楽しみです。

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USオープン フェデラー優勝

フェデラーが予想通り順当勝ちで4年連続のUSオープン優勝を決めました。試合前と試合後の記録は以下の通りです。 11回グランドスラム優勝(歴代3位)→12回(ロイ・エマーソンとタイの歴代2位) 10回連続グランドスラム決勝進出(歴代1位) USオープンで26回連続勝利(歴代2位)→27回(イワン・レンドルとタイの歴代1位) 188週連続ランキング1位(歴代1位) 昨日の準決勝でダビデンコとの試合もストレート勝ちはしたものの、明らかにその前のロディック戦のときと比べてサーブも動きも鈍く、ベストではない状態で、今日もちょっとそんな感じだったのですが、どうも試合後のインタビューを聞いていたら、この数日は胃の調子が悪く、試合前も手が冷たい等、体調が万全でなかったようです。やはり12個目のグランドスラムタイトルがかかっているプレッシャーはあったようで、この辺はほとんどの人が未踏の領域なので、そういう領域に立った人でないと分からないプレッシャーなのでしょう。道理で昨日も今日もファーストサーブが入らないわけです。そんな中でも勝負を決めるようなポイントでは、しっかりと自分のベストショットを出して絶対に相手に優位に立たせないように持って行くところはまさに王者の風格を感じさせる戦いぶりでした。 それに比較してジョコビッチは、第一セットをタイブレークで落とした後の休憩時間に、エビアンの水のペットボトルをひっくり返して自分の苛立ちをぶつけるなど、かなり態度が悪く、私は「ジョコビッチにも勝機はあるのに、このままでは第2セットもフェデラーがとるな」と思ったのでした。実際、過去14回の男子決勝では、第1セットを取った方が優勝しているのです。それぐらい第1セットを落としたら逆転は難しいのですから、完全にそれを忘れないといけないのに、それが出来なければ統計通り、しかも相手はフェデラーですから、なおさら勝てるはずがないと思ったのです。 その割には、第2セットもジョコビッチは健闘して、一時は4-1とリードしたものの、その後は、フェデラーに徐々に追い上げられ、2つあったセットポイントもとれずに、結局はタイブレークにもっていかれました。タイブレークに入る直前の数ゲームとタイブレークのフェデラーは、第2セットのそれまでのフェデラーとは格段に違い、明らかにベストショットと思えるようなサーブとショットの連続で、一気にジョコビッチを打ち砕いたという感じでした。第3セットは、ほぼフェデラーのペースでジョコビッチはつけ入る隙を見つけきれずに終了となりました。 観客数24000人とテニスの試合としては、最大級の観客を集め、有名人も多数来場する中、ジョコビッチは初めて経験するその独特の雰囲気に呑まれて自分のペースをつかみきれないまま、フェデラーに要所要所を押さえられた形となったように思います。ジョコビッチとしてはいい経験を積んだと思います。彼はまだ20歳と最年少に近い若さですので、まだこれからが楽しみですが、今日のような精神力では、フェデラーにグランドスラムで勝つには、まだまだ遠い道のりだなと思います。 ちなみにテレビ中継で映し出された有名人は、以下の通りでした。シャラポワとロバート・デ・ニーロはジョコビッチ側応援席でした。シャラポワとは仲がいいらしく準々決勝の後のインタビューでは、ナダルのモノマネと共にシャラポワのモノマネも披露していました(これらの映像は、USオープン公式サイトで見れます)。 Maria Sharapova Robert De Niro Robin Williams Dustin Hoffman Greg Norman Chris Evert Christie Brinkley 女子の方は、ビーナスがエナンに準決勝でふがいない負け方をしてから、一挙につまらなくなってしまったので(私の中ではその時点で、ほぼエナンの優勝が確定し、実際にそうなったので)、 エントリ書きませんでしたが、少しだけ。ビーナスは今大会では段々と動きが良くなってきていたので、私はビーナスがエナンを破る可能性があると予想していました。実際、勝負所では、踏ん張ってブレークバックするなどして盛り上がりかけると自分のエラーでその後絶対キープすべきサービスゲームを更にブレークされ、エナンに優位に立たせてしまうという最悪の展開で、精神的に自滅したパターンとなってしまいました。応援していただけに、結構がっかりしましたが、この辺の精神力を強化して、また来年頑張ってくれればと思います。 結果的には、男子も女子も世界ランク1位の選手の優勝という、あまりおもしろくない結果となりましたが、いくつかはいい勝負もありそこそこ楽しめました。次は来年のオーストラリアン・オープンのお楽しみですね。

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