Tag Archives: フレンチオープン

Nadal won 2010 French Open

一日遅れなので短いコメントです。ナダルが今年のフレンチオープンの王者に返り咲きを果たしました。フェデラーとの決勝対決を見たかったですが、そのフェデラーを準々決勝で破ったソーダリングの試合ぶりには、ちょっと可哀想だけどかなりがっかりでした。4大大会の決勝は初めてじゃないんだし、フェデラー/ナダルの対戦よりもいい試合を見せて欲しかったです。まあナダルが強すぎると言えばそれまでなんですが、ソーダリングのミスも多かったので、え、フェデラーのときと全然違うじゃないという感じでした。女子の方もエナンとセリーナ、ヤンコビッチを次々と破って初の決勝進出をはたしたストーサーが、これまでの対戦成績からは、楽勝と思われたスキアボーネにあっさりと破られれたし、何か今年のフレンチオープンは残念ながらつまらない決勝戦でした。 ウィンブルドンに期待します。

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Federer won Wimbledon 2009

1日遅れとなりましたが、フェデラーが今年のウィンブルドン王者に復帰し、メジャー優勝15勝という歴史的記録を達成しました。フレンチオープンでの優勝で生涯グランドスラムを達成したときには何も書けなかったので、一言だけ書いておこうと思います。 個人的には、久々に4大大会決勝に進出したロディックに勝たせたかったのですが、第5セットの死闘でロディックの方が先に緊張の糸が切れてしまい、結局はフェデラーに勝たせてしまったという格好になりました。事実第4セットまでは、ロディックが2ゲームブレークしていたのみで、フェデラーはロディックのサービスをブレークできないでいたわけですから、ロディックには十分勝機があったわけですから、非常に残念な試合だったわけです。まあ、そこまで追い込まれても最終セットでは全く譲らず、16-14のゲームスコア(ウィンブルドン最多ゲーム)が語る死闘を制したフェデラーは立派なものでした。ナダル不在で、フェデラーに記録達成のチャンスが増大したことは事実と思いますが、ロディックが簡単に達成させず、15勝目も非常に内容のある意義ある記録になったのはテニスファンとしては、素直にロディックを賞賛したいと思います。この調子で、USオープンもロディックに頑張ってもらいたいと思います。表彰式のインタビューでロディックは、観戦に来ていたサンプラス(これまでの14勝の記録保持者)に、「記録が破られるのを阻止しようとしたけで、だめだったよ、すまん!」という冗談で観衆を笑わせていましたが、かなりくやしかったように見えましたので、今後が本当に楽しみです。

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ナダル 全仏テニス4連覇

今年のフレンチオープンは結局大方の予想通りナダルがフェデラーに圧勝してナダルがボルグの記録に並びました。ボルグが引退前の引き際にかけて記録を達成したのに対し、ナダルはまだ22歳とこれからピークを迎える可能性が高く新記録達成の可能性も高くなりました。とにかくクレーコートでのナダルは強いです。フレンチオープン6回優勝のボルグも観戦に来ているところを放映した後、試合前の統計では、以下のようにナダルの戦績が表示されていました。 フレンチオープン(Roland Garros)27勝無敗、 クレーコート 78勝2敗 ナダルの対フェデラーの過去の戦績は、グランドスラム決勝で3勝2敗。フレンチオープンで2005年の準決勝で破ったものを含め3勝無敗。総合で10勝6敗、クレーでは8勝1敗と、フェデラーにとって完全にナダルは天敵マングース状態。フレンチオープン2006-2007の統計では、フェデラーは27回のブレイクポイントで4つだけブレイク、2回の決勝それぞれで50以上の自己エラー(ナダルは30以下)と、やはりクレーコートは苦手なのが数字にもはっきりと表れています。 ということで統計データからすれば、完全にナダル有利、実際この大会、ナダルはここまで今年は1セットも落としていないし、この勢いを止めるのは難しそうだとは誰もが思ったのでしょうが、そこは王者の意地を見せて何かドラマチックな展開が起きないかなと期待したのも束の間、あっという間に試合は終わったのでした。 試合開始後、いきなりフェデラーが自分のサーブの第1ゲームをブレークされて開始。その後ブレークバックするチャンスが2回あったのですがものにできず、第5ゲームもブレークされ、ここで第1セットは勝負あったという感じ。ここまでだけでもフェデラーのミスは目立ちました。ナダルは、グランドスラムの試合では、第1セットを取った試合では60勝1敗(1敗は2007年USオープンのフェラー戦)なので、これで彼の自信はさらに大きくなったと思います。 第2セットは、第3ゲームをフェデラーがブレークしておもしろくなるかと思いきや、結局ナダルはペースを崩さず着実にブレイクバックして第2セットも取り、これで完全に試合の流れは決まった感じとなりました。試合後のボルグの感想でも同じようなことを言っていました。 この辺で、ナダルのサービスパターンが表示されましたが、ファーストサーブのコースが100%フェデラーのバックハンド側に入れていて、フェデラーの弱点を容赦なくついています。フェデラーのクレーコートでのバックハンドと芝でのバックハンドのフォームの違いを表示しながら、クレーだとバックハンドのヒッティングポイントがかなり高くなるために自分のショットが出しにくいらしいことが解説されていました。フェデラーぐらいの選手でも苦手を克服するのは難しいことを改めて痛感させられました。 第3セットは、6-0でナダルの独壇場となり、結局ストレート勝ちで4連覇の偉業を達成しました。ちなみにフレンチオープン決勝で1セットも落とさずに優勝したのは、過去は次の3人のみだそうで、80年のボルグ以来、 実に28年ぶりの快挙だそうです。 Ilie MASTASE 1973 Bjorn BORG 1978 Bjorn BORG 1980 Career Grand Slam(4大大会すべてで最低一度優勝)の達成者の仲間入りをしたかったでしょうフェデラーにとっては、年齢的なことを考えるとそのチャンスがかなり遠のいたかも知れません。ちなみに今までの達成者は下記の5人だけのようです。こうしてみると近年ではアガシはかなり偉大な選手であったことがわかります。 Fred Perry Don Budge(同年全勝) Rod Laver(同年全勝) Roy Emerson Andre Agassi フェデラー独占時代から、ナダルとジョコビッチがライバルで競い合う時代への移行が既に始まったようです。でもフェデラーは故障が少ない選手ですし、アガシのように息が長くいつも優勝にからんで若手に立ちはだかるような存在でいて欲しいです。 それでもウィンブルドンでは、経験と自信で圧倒的優位に立つフェデラーが優勝第一候補であるわけですが、試合後のボルグの予想では、この調子だとナダル優勝の可能性が高いと述べていました。私としては芝コートでは、まだまだフェデラー優位と見ていますが、はてさてどうなることやら今年のウィンブルドンも楽しみです。

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