Tag Archives: Twinings

My New Job and Fine Tea from Bettys & Taylors of Harrogate

いつものペースに戻そうと思いつつ、先週も諸般の事情によりほとんど更新できませんでした。というのも今度、就職することになり(この1年は契約社員) 、来週から新しい職場に行くので、ちょっと立て込んでおります。落ち着いたらもう少し更新できると思いますが、それまではちらほらとになると思います。 で、数週間程前の話になるんですが、お茶の話をひとつ。いつもPricelineで格安でホテルを確保しているのは前に書きましたが、なぜか3つ星のホテルで指定すると一番高いはずのSan Ramon Marriottがとれていました。で、かなりの高確率でSan Ramon Marriottに宿泊できていたのですが、当然毎週行っているとホテルの従業員にも覚えられてしまうことになって、名前も告げずにチェックインができてしまうところまで顔馴染みになってしまったのです。ですが、Pricelineは空いている部屋をホテルから超破格値で仕入れて一般人に販売しているため、ホテルの会員プログラム等の特典の対象には原則的にならないのです。もし、私が泊まっている回数分、正規の値段で泊まっていればゆうゆうとエリートステータスになっているので、コンシェルジェラウンジという所へ無条件に入れたり部屋の無料アップグレードなんかが受けられたりということなんですが、Pricelineだとそういうこととはまったくの無縁となるのが原則なわけです。 たまたまその日は、私が1日中忙しくかったので、うちの家内だけでチェックインをしておいてもらったのですが、その時だけ顔馴染みになったホテルの受付の女性陣が、「今日は特別」と言って、エリートステータスの部屋を割り当ててくれたのでした。San Ramon Marriottの場合、コンシェルジェ・ラウンジは最上階の6階にあります。部屋も6階の部屋でした。さすがに部屋はスイートとかではなく普通の部屋とほぼ同じでしたが、6階は眺めがよく、ベランダには小さなガーデンスペースがあり、バスローブがちゃんとついている等、細かい部分でハイグレード仕様になっていました。コンシェルジェ・ラウンジも特に見た目はそんなにすごい感じはしないのですが、夕方はオードブルと軽食が出ますし、朝食もホテルのレストランで調理したものが用意され、中身はかなりグレードの高い内容になっていることに気付きました。 そんな中で、お茶の所においてあったのが、ここのお茶でした。 Taylors of Harrogate パッケージが綺麗だったので、「少しいいお茶が置いてあるんだ」と思って、飲んでみると「うまい」の一言。よーくパッケージを見てみるとイギリス製とあるので、さすがお茶の国、イギリス、こんなにおいしいお茶があるのねと感心することしきり。アメリカは午後にお茶をゆっくりと飲むなんていう習慣はなく、普通の人はお茶の味なんか全然わからない人が多いので、普通のホテル等で出されるお茶はまずいお茶ばかりが通常で、割といいレストランに行っても、よくてTazo等のアメリカブレンドのいいお茶しか出てきません。TazoやStashといったアメリカンブレンドもそれなりにおいしいのですが、やっぱりしばらくイギリスのお茶を飲まないでいたら、こんなに違って感じるのかと驚いたわけです。トワイニングの高級版のお茶なんかも最近は口にしていないし、Fauchonなんかも10年以上口にしていないので、余計おいしく感じたということもあると思いますが、でも過去の記憶を思い返して比較してもそれらに匹敵するおいしさなのではと思います。日本ではメジャーではないらしいですが、機会があればどうぞ。 その後、色々とあり、その日を最後にSan Ramon Marriottに泊まる機会がなくなり、今思うにこの日の出来事が新しい門出を祝ってくれたかのようであり、小さな現象ではあるのですが、深く感謝して心に刻んでおきたい出来事となったのでした。

Posted in エッセイ, トラベル | Tagged , , , , , , , , , , , , , , | Leave a comment