Monthly Archives: July 2007

Sysinternals was acquired by Microsoft

久々にsysinternals.comへ行ってみたらいきなりマイクロソフトのページへ飛んだのでびっくり。いつの間にか買収されてたんですね。 http://www.microsoft.com/technet/sysinternals/ まあ、マイクロソフトにしてみれば、内部情報なしに自分達よりもすぐれたユーティリティをばんばん出されたんじゃ、こりゃかなわんから買ってしまおうということになったんでしょうね。sysinternalsの人達(確か数人で数億以上の売上があった超高効率の会社だったはず)にしてみれば、ここらが潮時だったんでしょうか。内部資料へのアクセスができれば、更に磨きがかかるんでしょう。まあ、いずれにしてもこの買収は自然の成り行きというか、特に驚きはないんですけど、何で今頃(去年のようですが)という感じはします。 PSToolsなんかもまだダウンロードできますし、ずい分とカバー範囲が広がっているようです。だけど、無料ではなく販売していたツールが見当たらんですね。この辺は販売中止にさせられたんでしょうか、それともTechNetかなんかに入っているんでしょうかね。 その辺が本当の買収理由なんでしょうか。暇な時に探してみます。製品の名前を忘れてしまったのですぐにググれない。旧サイトはなくなっているし。

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味千ラーメン in Fremont

昨日、書いたように、オールスター戦のとばっちりを受けて、プレザントン付近のホテルがPricelineで昨日、今日とうまくとれず、やむを得ず、プレザントンからは約20マイル南西に位置するフレモントという所に宿泊と相成りました。距離は少し離れますが、自宅までの80マイルの1/4、値段的にも昨日書いたガイドライン以下だったので、まあ許容範囲ではあります。 怪我の功名といいますか、実はとれたホテルの数マイル圏内に味千ラーメンが今年、できたんですよ。数ヶ月前から行ってみたかったのですが、他に用事もないのにわざわざ往復40マイルも走るのもなんだなぁと思いなかなか行く機会がなかったのですが、今回は2日連続で行ってしまいました。と書いてしまえば、結構気に入ったということがバレバレですね。 本格熊本ラーメンということで、宮崎に居たときに九州ラーメンに魅せられてしまった私としては(宮崎ラーメンの話はそのうち機会があれば書きたいですが)、期待せざるを得ませんでした。 で、1日目は、無難に味千ラーメンの大とライスと餃子を注文してみました(ライスは写真なし)。 結論は、これだけのものがアメリカで食べられれば何の文句もありません。宮崎の豚骨ラーメンよりは少しあっさりした感じですが、前に熊本に行った時にラーメンは食べられなかったので比べることもできず、これが熊本風なんだろうか、なんでもいいや、おいしいなぁと思ってあっという間に食べてしまいました。麺は縮れ麺みたいな麺で棒麺ではなかったですが、こしはそれなりにあってつやつやという感じでそれなりにおいしいです。チャーシューが非常に柔らかくこれは非常においしいです。餃子もほぼ日本の中華定食屋みたいな所で出されるような餃子の味で、アメリカでは久々にこの味を味わいました。サンマテオとかサンノゼまで行けば、Haluとかひまわり亭があるわけですが、それらと比べてもある程度遜色はないと思います。それらよりも上かと聞かれると、上とは断言できかねます。人の好みもありますから。多分多数決でいくと、Haluとかひまわりの方に軍配を上げる人が多いのではないかと予想されますが、大差で負けというわけではないと思います。チャーシューだけとれば、ひまわりよりは上だと思いますし、菱和ラーメンやまるいちとだったら、私はこっちの方がおいしいと感じます。それから、別な目安としては、以前この場所にあったGENラーメンよりはおいしいと思います(私はGENもそれなりに好きでしたが、ちょっとムラがあったり、脂っこかったり、最後の方はかなり中国系の味に傾倒して行ってしまって、日本的なラーメンからは離れていってしまったので、アレでした)。ただ、場所が非常に辺鄙な所にあるため、このラーメンを食べる以外にその辺には何の楽しみもないのが難点でしょう。フレモントは中国系の移民であふれていますので、その人達相手に商売がかろうじて成立するのかなというところです。フレモント付近を通るついでに寄るのであれば、十分価値のあるラーメン屋と思います。ぜひ応援したいです。 GENラーメン時代の囲みカウンター(菱和みたいなやつ)は取っ払われて、すべてテーブル席で、大型テレビなんかもなくなってましたし、コミックがぎっしりつまっていた棚もなくなってしまいました。やっぱり白人系や日本人客は少ないからでしょうか。 応援しなくてはということで(単にこのホテル付近にまともな食事処がないだけという話もあるが)、今日は違うもので、味噌ラーメンの小とバーベキュー豚丼の小というのをサイドに付けて注文してみました。値段的には昨日も今日も合計でそれぞれ$12~$15程度です。 毎度、食事の写真がしょぼくて申し訳ありません。きれいな写真は本家のページに載っているのでそっちをご覧ください。で、お味の方は、やはり豚肉がほろほろになるまで煮込んであって、それに関しては文句なしという感じ。味噌ラーメンも味噌豚骨で、東京的な味が好きな人には、こっちの方が人気があるかも知れません。 私的なベイエリアのラーメン屋の評価は、こんな感じです。 総合的にはHalu(最近は行っていないが品質を維持している模様なので大丈夫と思う)とひまわり亭(ラーメン以外も結構うまい、ただし餃子は今ひとつ)が同率で一番のお勧め。 チャーシュー系、餃子の味では味千がかなり旨いと思う。 麺は、まるいちが棒麺系でうまいが、スープがいまいちの時が多い(多分化学調味料が加えられていると思われる)。利点は寿司丼のセットとか(ちょっと組合せメチャメチャの気がしますが)が安くで食べられるところ。セットに付けられる揚げ餃子や寿司丼はそれなりで、大きく期待しなければ、OKという程度のもの。 菱和は、昔は文句なしにベイエリアトップでしたが、上記の店と比べると今は平均的なところかなという感じがします。キムチは入れ放題というところはよかったんですけど、サイドの品が今一だったんですよね。しばらく行っていませんので、最近のことははっきりとはわかりません。 菱和よりも前からあるサンマテオのさん太は、数年前に一度行ったっきりですが、これだけ他に旨いとんこつラーメン屋ができてしまうと、昔ほどの存在価値はなくなってきましたね。なんせ夜は長い行列待ちでしたから。おいしいことはおいしいけど、そこまでして食べるほどの価値はなくなったと思います。今はどうなんでしょうか。 徳島ラーメンどへんこつ(今はなくなってしまいました。あの意見の分かれる味は、私は推奨派の方だったのですが。関東系の味しか受け付けない人には受け入れ難い味だったのでしょう。)の後にできたラーメン香風(でしたっけ)もきっとおいしいんでしょうけど、最近はサンノゼもすっかりごぶさたしているので、いつかそこへ行ったらまたこの辺の話をまとめなおします。 こうして書いてみると、ほとんどのラーメン屋に何度かは足を運んでいる私は、やはりラーメン好きなんだなぁと改めて自覚した次第です。

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MLBオールスター戦の副作用

このブログをいつも見てくれている人(がいるのかはわかりませんが)ならお気づきと思いますが、最近、スローライフからはかなり遠い生活になってしまっています。これは、サンタローザ付近にうまく合う仕事がなく、起業する程のアイデアも今はないので、自然と出稼ぎモードになってしまっているためです。 そんなわけで、私は、いつもPriceline.comを主に利用しているのですが(Hotwireは星の格付けが甘くて、あまり信用できません。この話はまた別のときにします)、大体、6月から夏期休暇が始まり、7月、8月がピークで利用客が急激に増えるのでホテルは安くでは取りにくくなります。 それでも、先々週まではなんとかかんとか、Pricelineでも同じホテルでの4連泊でビッドが通っていたのですが(例外は、Walnut Creekのルネッサンスホテルが4つ星ホテルで、この時もどうしてもとれないので、それならと思い切って逆に予算をかなりオーバーさせて、楽しむことにしてしまったのでよしとしました)、今週はひどくて色々な技を駆使しても(さすがに毎週使っていると自然と色々な技が身に付きます)どうしても4連泊が取れませんでした。あ、書くのを忘れましたが、これは一応イーストベイ近辺(今、世話になっている会社はプレザントンという所にあります)を狙っての話です。 で、仕方がないので、面倒だけど一泊ずつホテルを変えるような戦略で行くことにして、月曜日の夜の宿泊だけ確保して月曜日の夜にそのホテルから再挑戦したんです。それでわかったことは、どうも火曜日の夜がまともそうなホテルはどこも一杯みたいだということなんです。なかなか取れず時間ばかりがすぎ、挙句の果てには、「イーストベイ、オークランド地区でビッドできる直近のチェックイン日付は7/11です」みたいなエラーメッセージが出る始末。こんなん初めて見ましたよ。で、とろい頭でよーく考えてみると、そういえば今日(7/9 月曜日)はテレビでメジャーリーグのオールスター戦の前日でホームラン競争ばっかり放映していたなぁと、あっ、つうことは明日(火曜日、7/10ですね)は、オールスター戦じゃん。しかも今年は久々に人気の観光都市サンフランシスコが開催地とあって、その日の夜のホテル一杯で当たり前なんだぁと、そのとき初めて頭の中でつながったのでした。実際、月曜日は、一泊だけCrown Plazaに泊まったのですが、前回はキングサイズベッドの部屋はなくて2つのダブルベッドが置いてある部屋だったのですが、今回はキングサイズの部屋で、おかしいなと思ったのも、これで謎が解けました。今週はビジネス客で込んでいるのではなくて、家族連れ、しかもオールスター観戦の客がメインですから、少しでもベッドの数が多い部屋から埋まって行って、普段は先になくなるキングサイズの部屋が逆に余るというわけですね。 ところで、なぜホテルを取るのかというと、自宅とプレザントンとを一往復で160マイル(約256キロメートル)以上運転することになるのが主たる要因です。でも、ホテルなんか取ってペイするのという疑問があると思います。自分でもよくこれは自問自答すべき疑問なので、いい機会なのでこの辺を少し説明したいと思います。 IRS(アメリカ連邦税務局)の標準マイレージレート(ビジネスの場合、この金額を所得控除できる。サラリーマンの給与所得からは控除できません)は、2007年度の場合、48.5セントとなっていますから、160マイルは約$78相当の償却と見なせるわけです( http://www.irs.gov/formspubs/article/0,,id=109876,00.html#stan_mile_2007) これは、車両の減価償却も含んでいますからまあ目安で、実際に自分のポケットから直接出て行くのはガソリン代とオイル交換にかかる費用だけですが、それでも私の車の場合、160マイル走って大体8ガロンのガソリンを消費し、今は安くてガロン当り$3はかかりますので、ガソリン代が$24。オイル交換は、1日当りは数ドル相当で無視できる程度ですが、毎日この距離を往復すれば車の保守点検費用がどんどん膨らんできます。それと橋を渡らなくてはならないので片道$4(リッチモンドブリッジ)~$5(ゴールデンゲートブリッジ)が毎回かかります。ということで、実費換算でも最低$30強はかかる計算になります。 ということで1往復は大体、$30~$78に相当すると考えられるので、私の場合、真ん中ぐらいを取って$55が一泊にかけても何の無駄もない金額と見なしています。 何よりも重要なのは節約できる時間です。往復にかかる時間は、最短で2時間40分、平均で3時間20分ぐらいですから、ホテルを利用することにより、チェックイン・チェックアウトや家でのパッキング等に要する時間を引いても1回当り約2時間程度の時間が節約できます。ですので、仕事量が十分に多くあるという前提では、その分多く働くことができて、請求できる金額を増やすことが可能で経済的にもペイするはずとなります。 というようなことや時間給の額はもちろん、税金やら何やらもっと色々とファクターをすべて考慮して、大体、リーズナブルな値段というのは$80ぐらいまでという目安をはじき出しました。それ以上の金額を支払うことになるといくら時間と運転の労力を節約できるとしても、あまりホテルを取る意味はなくなってきて無駄の方が大きくなってきてしまいます。 一泊$80以下で、割といいホテルに宿泊することが可能なのはPricelineのおかげです。これがなければ、かなり安いモーテルで我慢するしかなくなります(実際安モーテルでも正面切って予約すればそんな値段です)。私がいつも利用させてもらっているホテルだとまともな値段で最低でも$120付近がスタートです。モーテルでもいいじゃんと思われるかも知れません。実際、以前は私もさらに安くするために2つ星のモーテルクラスを利用していました。Pricelineを通すと驚異的に安いし、モーテルでも部屋自体はまあまあなので最初の頃はこれはいいなとか思っていたのですが、アメリカの住宅街と一緒で「安全は金で買え」ということが実感できるようになってから、ホテルでも同じということがわかってきて、モーテルとその上のホテル等との決定的な違いは「部屋や施設」ではなく「立地と治安」であるということなんです。その辺がわかってからは少し高くつくけど、できるだけ3つ星かそれに準ずるホテルを利用するようになりました。 長くなりましたが、今週は、オールスター戦がサンフランシスコで開催された副作用で、その目安をやや超えてしまわざるを得なくなってしまってホテルを転々とし、こういうビッグイベントはもっと早くから察知して対策を考えておかないといかんねという教訓を学習したわけでした。

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Santa Trata Cafe

昨日、このレストランの近くで路上に看板が出ているのを見て、だいぶ前に書きかけてすっかり忘れていた記事を思い出しましたので、少し書き足して今頃アップです。 ============ うちのそばにエリトリアという国の料理を食べさせるちょっと珍しい新たなレストラン登場。 Santa Trata Cafe 19世紀にイタリアの植民地だった影響で、イタリア料理の影響を受けたアフリカ料理という感じらしい。 どうもサンタローザには、エリトリアのコミュニティがあるらしい。下記の記事では、苦労したエリトリア移民達は子供に良い教育を与えることで良い未来が開けると考えているといった趣旨のよくある色々な国の移民の話なのだが、エリトリアなんて私としては初めて聞いた国なのでちょっと珍しい。 Eritrean celebration で、上の方のレストランの評価記事を見たらスパイシーとあるではないですか。そんなに高くないみたいだし、これはぜひ試さねばと思い、早速行ってみました。 食べ物の名前は忘れてしまったので、上記の評価記事を見てください。 いつものClieのしょぼい写真で申し訳ありませんが、ないよりマシということでご勘弁。お味はというと、割といける味でした。スパイス好きの人は多分割りと気に入るかもしれません。下に敷いてあるみたいなものがパンに相当するもので、ちょっとふわっとしたクレープよりは厚くてパンケーキよりは薄く、弾力が少しある変わった感じのものです。見た目は少なそうでも結構お腹がふくれます。 店内の感じは小ぎれいにまとめてあって、エリトリアの物産みたいなものが置いてあってもそんなにしつこくなくいい感じでした。 ちょっと場所が悪いのですが、この店の近辺では、ここは割と洒落た感じの方で、食事をしなくてもただのエスプレッソバーとしても利用できます。私は試せませんでしたが、イタリア仕込みなので、 結構いけるのではないかと思います。 最近、この店が入っている場所と道をはさんで反対側に新しい小規模ショッピングセンターが建って、そちらにスターバックスがオープンしてしまったので、このお店にとっては、ちょっと大変かも知れませんが、客足は却って増えるということも考えられるので頑張って欲しいと思います。

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ウィンブルドン男子決勝

いやー、今日のウィンブルドン男子決勝は素晴らしい試合でした。久しぶりにテニス中継を見ていて涙が出るほどに感動させてくれる試合でした。去年のUSオープンでのアガシ対バグダディスの試合も結構感動したのですが、それをはるかに上回る中身の濃い試合でした。 これまでのグランドスラム優勝回数の歴代1位はサンプラスの14回だそうで、エマーソン(Roy Emerson)が12回で2位、ボルグとレイバー(Rod Laver)が11回、これにフェデラーが10回で続いていたわけです。この内ボルグは11回のうち6回が全仏、5回がウィンブルドンで、しかも同じ年に両方共優勝したのが3回もあり、80年以降、同じ年に全仏/ウィンブルドンの両方優勝を達成した選手は出ていないそうで、ナダルは久しぶりにその偉業に挑戦する選手という設定。ボルグが凄いのは、その上にウィンブルドン5連覇という偉業も達成していて、フェデラーはこちらの記録に並んで来年さらにそれを超えられるかどうかという設定。というわけで、どちらも非常に素晴らしい記録がかかっていたので凄い試合が予想されましたが、本当に素晴らしかったです。 第1セットからタイブレークにもつれ込む接戦でフェデラーがまずはこれを制しました。 第2セットをナダルが取り返したところで、試合がおもしろくなってきましたが、第3セットもタイブレークにもつれこみ、結局はフェデラーが制したところで、ほぼ勝負はあったのかなという感じがしました。ところがナダルはまったく引くことなく第4セットの第1ゲームはナダルがいきなりフェデラーのサービスゲームをブレークして、試合の行方が掴めなくなって、フェデラーのサービスゲームである第3ゲームも連続ブレーク。その第3ゲームでは30-30となったところでナダルのショットがアウトのコールにナダルがチャレンジ。電子判定はなんとINで、それもかするかどうかという僅差の判定。電子判定は精度90%程度らしく、フェデラーなんかは導入に反対の方だったらしく、珍しくこの場面ではかなり不服そうに主審に抗議していました。ナダルはその後自分のサービスゲームをしっかりキープして、4-0とリード。その後もそのままリードを守って一気に2セットオールで試合は振り出しに。フェデラーがウィンブルドンでフルセットに持ち込まれたのは、なんと2001年に4回戦でサンプラスを破った試合以来だそうで、これで一気に試合が盛り上がりました。しかもそれ以前のフルセットマッチでは2敗しているんですよね。 フルセットマッチの両者の戦績 フェデラー 9勝10敗 (今年はフルセットマッチはなし) ナダル 9勝2敗 (今年は3勝無敗) これで最近勢いのあるナダルが一気に波に乗るような雰囲気で2ゲームも15-40からのフェデラーのサービスゲームでブレークチャンスがあったのですが、そこは流石フェデラー、2ゲーム共、崩れずにしっかりとキープ。第6ゲームのナダルのサービスをトリプルブレイクポイントで追い込み、実際にブレイクを決めたショットでは、フェデラーが闘士を剥き出しにして吼えるまでにナダルがフェデラーを追込んでいたと思います。その後のサービスゲームはサービスエースの連続でナダルにポイントを奪わせずにキープしナダルを威嚇するかのようでした。しかしながら少しもひるまないナダルは次の自分のサービスゲームもジュースを何回か往復する接戦でしたが結局は疲れが出始めたのかショットが冴えずフェデラーにそのゲームを取られフェデラーの勝ちが決まったのでした。 最終結果は、7-6、4-6、7-6、2-6、6-2という内容でスコアだけ見るとわかりにくいですが、技術は、ほぼ互角で精神的な戦いにまで達していたと思います。 その証拠に優勝が決まった瞬間、普段は絶対に見せない感激の涙でフェデラーの瞳があふれていました。アナウンサーもいとも簡単にここまで来たかのように見えながらも、ウィンブルドンで34連勝はやはり並大抵の精神的戦いではなかったことをこの涙が物語っているというようなことを言っていました。解説のジョン・マッケンローも今日の試合は間違いなくウィンブルドン史上に残る名勝負であると断言していました。私も本当にそう思いました。これが簡単にフェデラーが勝つような試合であれば、ただ凄い記録だねで終わっていたと思うのですが、ナダルのおかげで強敵(フェデラーにとっては天敵でもある)を破っての記録達成ということで記録の価値が何倍にもなったと思います。ナダルも天候の関係で運悪く7日連続での試合となり、これまでの試合時間もフェデラーの約倍と、疲労が心配されましたが、その状況でフェデラーをここまで追い込んだのは立派としか言い様がありません。 フェデラーの2004年から今年のこれまでを含む4シーズントータルの対戦成績は282勝20敗で勝率93%です。ところがこの内訳がおもしろくて、ナダル以外の選手に対しては、278勝12敗なのに、ナダルに対しては、4勝8敗と極端に分が悪い。いわゆる苦手選手、天敵です。この前の全仏ではナダルがフェデラーを破って全仏3連覇達成でしたしね。 今日の試合は、イギリスだからかどうかわかりませんが007シリーズでジェームズボンド役だったピエルス・ブロスナン(Pierce Brosnan)も観戦しに来ていて中継で映されていました。それよりも何よりも、今年は5連覇の偉業を達成したボルグ本人が観戦しに来ていて、マッケンロー、ボルグ、コナーズが揃ってセンターコートでファンに手を振っているシーンなんかが映されていたのも、ちょっとおもしろかったです。 今年はロディックがガスケに2セットリードからのまさかの逆転負けを見て(この試合のガスケは素晴らしかったのですが、その後のフェデラーとの試合では全く冴えなかったのが残念でした)、女子の方がちょっと調子の波が激しい選手ばかり勝ち進んで、決勝戦もビーナス・ウィリアムスの一方的な試合でつまらなかったので、今日みたいに頂点対決みたいな試合は決勝にふさわしく、とにかくいい試合でした。次のグランドスラムは8月のUSオープンですが、来年のウィンブルドンが今から待ち遠しいです。

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Delica rf-1 in San Francisco Ferry Building

この前、サンフランシスコのフェリービルディングへ行った時に、Delica rf-1で買ったとんかつ弁当です。 ナチュラルポーク使用の上に、ACME Breadのパン(ベイエリアで有名なおいしいパン屋さん)で作った生パン粉を使った衣がさくっとおいしいひれかつに惣菜2品(別な種類もありましたが、これはひじきサラダときんぴらサラダ)とご飯がついて$9.50(税込で$10.31)です。私的には、ここのとんかつがベイエリアで一番おいしいと思います。この弁当は、ご飯が少ないのが難点ですが、それ以外は完璧と思います。 日本のDelica rf-1もきっとおいしいんでしょうね。Delica rf-1なんて日本にあったっけと思い、親会社のロックフィールドのページを見てみたら、神戸コロッケやってたところなんですね。私も神戸元町に住んでいた時期に行列が出来ていたのを覚えていますが、あれからこんなに立派な会社になっていたとは知りませんでした。確かに神戸コロッケを初めて食べたときは、感動的に旨かったですよね。ロックフィールドってロックフェラーに似ているなと思ったら、意図的に似せたもののようで、会社概要に、下記のように書いてありました。 「ロック・フィールド」という社名の由来 当社の創業者であり、代表取締役社長である岩田弘三の姓“岩田”を、岩=rock 田=fieldと訳したところから付けた社名。若き頃の岩田がアメリカを訪れた際、大財閥の「ロック・フェラー」からひらめいてつけた。 やっぱり社長さんはアメリカの影響も受けてるんですね。 サンフランシスコに店を出してくれて有難いです。しかも日本流に必ずしもこだわらずに、現地の著名な料理家を雇って、ちゃんとローカルの素材を使用して、現地の人の口に合うように調整しているところがエライ! 純粋な和食系の味を求める日本人には少し口に合わないものもたまにありますが、総じてどのメニューもとてもおいしいと思います。いつも色々と試したいんですが、しょっちゅう行く機会がないので、行くとどうしても好物のとんかつ弁当になっちゃうんですよねぇ。 サンフランシスコ店は開店してからもう数年は経つと思うけど、アメリカだとこういうタイプの店が受けるのにはまだ時期尚早なんでしょうか、まだ次の店舗が増えません。パロアルトなんかを狙っているのかも知れませんが、サンタローザ近辺でやったらきっとうまく行くと思うけど(サンフランシスコとカルチャー的には似ていて食材はもっと豊富)、どうでしょう、サンタローザに出店しませんか?

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Google Browser Sync mess up bookmark

最近、契約先で使わせてもらっているPCと自分のPCとでブックマークを合わせたりするのが億劫になってきて、Google Browser Sync を試しに入れてみたのですが、どうもあまり具合がよろしくありません。Firefoxのブックマークの整理機能でフォルダを作ったりしてコピぺしたりしていたら、いくつか作成したフォルダがそっくり消えてしまいました。一応バックアップはとってあったので、大した被害でもないのですが、どうも一度に大量の編集を行うと同期を取る際にまずいことが発生しているのではないかと疑っています。しょぼしょぼ数個のブックマークを追加するだけだと正しく同期してくれるようです。あるいは、両方のマシンでFirefoxを開きっぱなしにしておくのがまずかったのかなとか、色々考えていますが、ググってもそれらしき情報は見つからないし、私だけでしょうかね、こんな現象に遭遇しているのは。その内、ちゃんと調べてみようと思いますが、自分で作成した方がいいか、ネット系のブックマークサービスの利用に切り替えるべきか悩む所です。そもそも、今のところ、納得のいく整理方法がないんですよねぇ。 とにかく、今のところ、残念ながらGoogle Browser Syncは自信を持って薦められません。

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Four Points Sheraton Pleasanton

This week, I had stayed Four Points Sheraton Pleasanton (only one night) and here is the review. The room was good size with King size bed which looks nice, firm spring provides a good back support and pillow is excellent, … Continue reading

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Boingo is getting useless when you’re on the road

I’ ve just had a bad experience with Boingo. I wrote that Boingo is a good cheap alternative when you stay Marriott Hotel group (official connection is about $10/day vs about $26/month). I saved a lot of money since I … Continue reading

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In Silicon Valley, global outsourcing going full circle

下記の記事をPress Democratで読みました(元はWall Street Journal)。 In Silicon Valley, global outsourcing going full circle この記事によれば、インドのハイテク産業で働く技術者の給料がすごい勢いで上昇した結果、シリコンバレーへの回帰現象が一部で見られ始めたようです。こういう現象って以前からいつかは起きるだろうと思っていたので、「やっぱり」という感じなのですが、アメリカからインドの人たちを管理するのはメリットよりもデメリットの方が大きいと思うんですよね。時差があまりいい感じでオーバーラップしていないので、インド側かアメリカ側が必ず変な時間に働かなくてはならなくなるし、英語ができるとは言っても、やはりアクセントやらがだいぶ違うので普通のアメリカ人からすれば聞き取りにくかったりして、必ずしもスムーズなコミュニケーションを保障はしてくれないわけです。そうは言っても平均給料が以前はシリコンバレーの4分の1だったので、それらの不便さをカバーしてあまりあるほどの経済メリットがすべての欠点に目をつぶらせていたわけですが、最近はシリコンバレーの4分の3程度にまで接近してしまったために欠点の方が目立ち始めたというわけです。 上記記事によれば、ジュニアレベルのエンジニアはバンガロールでも$50,000~$60,000払わないと雇えないそうで、シリコンバレーで$80,000で雇えるのになんでわざわざインドで雇うのかと、こうなってきているようです。で、今はルーマニアとかポーランドへ優秀で低賃金の技術者の需要がシフトしてきているようだと書いてありますね。 インドでも一番安い技術者は年収$5,000からだとありますので、全体が上昇したわけではなく、「ちゃんとした経験のある」 技術者の賃金インフレだということらしいです。まあ、こういうのを見ていると結局需要のあるスキルや経験があれば市場価格に自然と近づいていくという当然の帰結が起きているわけで、少なくとも技術者の求人に関しては、本当にグローバルに自由経済市場が広がれば、世界中のどこにいようと少し時間が経てば適正価格に落ち着いてしまうということが実証されつつあるわけで、単純な需要と供給に基づく市場経済論理が世界規模でもある程度働いているということが言えそうです。 ということは、結局需要があって、かつ需要よりも供給の少ない経験やスキルがある技術者になっていれば、世界のどこに居ても食っていくのに心配なくなるということですね。ここで「需要よりも供給の少ない」 というところがポイントで、難しいことをする必要は必ずしもないということです。要は「他人がやらなさそうなこと」を選ぶのが肝心で、日本的な「みんながそうするから、私もそうしておけば安全だろう」的な考えは、確かに安全ではあるかも知れませんが、結果的に安売りにつながるということになっていくのではと思います。まあ、「他人がやらなさそうなこと」を選ぶのって、結構勇気がいりますけどね。需要の波が来たときに初めてペイオフするので、それまでは「なんでこんなこと選んじゃったんだろう」とか思うこともあるわけですから、やはり好きで、長続きできそうなことでないとうまく行かないことが多いですけどね。この辺は私自身は、特にアメリカに来てからは、一応少しは心がけてきたつもりではあります。とは言え、実行していくのは本当に難しいのでありますが、今後もよく肝に銘じておきたいことの一つです。

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