片道$10からという、かなりセンセーショナルな見出しでSkybusという航空会社が登場しました。
機内食は原則としてすべて有料でメニューから客が必要に応じて選択するとか、予約はネットからのみで代理店やフリーダイヤルなどの電話応対もなしとか、飛行機が新型で燃費がいいとかで経費を最大限削って低価格を実現しているそうです。ただし、オハイオ州ベースの会社で現時点では、すべての便はコロンバスが始点か終点の便となる制限付き。でも、片道$10ならコロンバス経由でも2つの便を乗り継げば(ただし、Skybusは荷物の自動転送はしてくれない。客が自分で再度チェックインする必要あり)、$20で例えば西海岸から東海岸へ飛べるわけで、節約優先とすれば、多少の(かなりの?)手間は惜しんでもという客層はいるだろうと思い、ビジネス的に成り立つ可能性もなくはないのかなと、かなり興味が湧いてしまいWebサイトを一生懸命読むはめになったわけです。
それでも片道$10は無理なんじゃないの、どういうビジネスモデルなんだろうと思って、予約状況を見てみるとSan Francisco (ただしOakland空港) からの便の値段を見ると一番安い日でも$75ぐらい、大体は$150になっていて、なんだ全然$10じゃないじゃん。これはまた新手の詐欺かと思って、よく読んでみたら、各フライトで10席だけは$10で乗れるということらしい。まあ、確かにこれはすごい宣伝効果はありますね。それに$150というのはまあ普通だけど、$75はかなり安い方でしょう。先ほどの2便つなげる方法でも片道$150でBostonまでいけるのであれば、悪くはないかも。これは、どこまで客足を確保できるかしばらくウォッチですね。
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