恥ずかしながら今まで気がつかなかったのですが、Vista Home版には、リモートデスクトップのホストになる機能がないんですね。XP Proにはあった機能なので、Vista Home Premiumでも、それぐらいは含まれているものだと思って、ルーターのポートフォワーディングの設定やらをすべてやって、外からアクセスしてもできないので、何が悪いんだろうと一生懸命調べていたのですが、なんと機能自体が削られているとは思いもしませんでした。まぁビジネス版とホーム版の差別化のために単に使えなくされているだけだろうから何かハックはあるのだろうと思って検索すると、下記のページにパッチも含めて必要な情報をまとめてくれていました。ありがたや、ありがたやです。
しかし、MSもこれぐらいは入れとけよという感じです。複数ユーザの同時リモート接続はビジネス版に限定するのはまあ理解できますが、シングルセッションのリモートデスクトップぐらいはねぇ。ちょっとせこすぎと思います。
デフォルトでは、マルチセッションが有効になっており、コンソールをのっとりたい場合は、下記のレジストリを1に設定する必要があります。
HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\fSingleSessionPerUser
VistaはこれでOK。で、ついでにXP Proでマルチセッションを有効にするには、というのも以前からやりたかったので調べてみると割と簡単そうなので(2003のサーバーではできているんですから当たり前?)、試してみました。
パッチは、下記から入手。
http://www.kood.org/terminal-server-patch/
レジストリの設定値などは、
http://www.shise.net/wiki/wiki.cgi?page=Windows%A5%E1%A5%E2#p13
等を参考にしました。しかし色々と試行錯誤した結果、同時接続はできるようになったものの、どうもコンソールをのっとらないためには、ユーザ名を違えなければならないのかなぁというのが解決できずに止まっております。
fSingleSessionPerUserは、0に設定しているのですが、どうもコンソールにログオンしているユーザでリモート接続するとそのコンソールに接続してしまいます。
まあ、とりあえず、別ユーザを作成すればいいだけなので、大した手間ではないのですが、今ひとつ気持ち悪いですね。当てたパッチのせいなのかも知れませんが、別のパッチで試す時間もないので、とりあえずは良しとしたいと思います。