Selenium は使えそう

食べ物の話題ばかりだとちょっと知性を疑われかねないので、一応本職関連の話をたまには書きます。

先週、遅ればせながらSeleniumというWebサイトのテスト自動化ツールがあるのを知って、今仕事で移行作業中のサイトの動的コンテンツのRegression Test Suiteを作成してみました。
Selenium IDEというもののおかげで非常にテストケースを作成しやすくなっていることがわかり、オープンソースやっぱすごいなと感心した後、その作者は日本の方であることを知り、さらに感心。インターネットの進歩のおかげで国際的なコラボレーションの垣根は秒進分歩で低くなって行っていることを改めて実感しました。

で、大方、Firefoxで通るようになったテストケースをIEで実行してみると通らないのが一杯出てきて、調べてみると、VerifyTextPresentは特に、表組みを使ってレイアウトされている場合は、IEだと個別にしか認識できないようで、<td>タグに対応して1つのテストケースを作成する必要があるみたい。Firefoxだと行単位で1つのテキストとしてみなしてくれるのだが、これはどちらがいいとは言えないので、仕方ないところか。仕方ないので、表の一つ一つの要素単位で検証するようにテストケースのコマンドを分割して両ブラウザでOKとなった。

しかし、なぜか下記のようなxpath表記はIEだとfalseになってしまう場合があり、今のところ理由は不明。HTMLのできが悪いのかも知れませんが。

<tr>
<td>verifyElementPresent</td>
<td>//h1/IMG[@src='images/image3.gif']</td>
<td></td>
</tr>

それと、これは今のところ制限らしいが、target=_blankでオープンされたウィンドウはSelectWindowできない。テストドリブン開発では、テストを先に書いてから開発にかかるので、こういう制限は問題にならないのはわかるが、既に開発されたサイトに対して適用するテストを書こうとするとこの辺は結構引っかかってしまう感じがする。

それにしても、まだまだバージョン0.8台ですから将来が期待できそうなツールです。今のままでも、ちょっとしたテストならこれで十分いけそうな感じがします。

とりあえず3日程度はまって使ってみた感想でした。

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