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JPY 200,000 for Miyazaki Mango

ベイエリアで配布される無料情報誌 ベイスポを見ていたら、何と宮崎のマンゴーが20万円で競り落とされたとか書いてあってびっくりしました。ベイスポにはオンライン版がないので、Googleで検索してみると、宮崎日日新聞にもありました。どうも2週間程前の出来事のようですが、2個で20万円とは大変な人気ですね。 過去最高値の20万円 完熟マンゴー「太陽のタマゴ」初競り 実は、このマンゴーは、私が宮崎にいた時、かれこれ13~14年前になるでしょうか、西都の農家が栽培に成功したとかで宮崎空港等で高級果物として店頭販売をし始めていたのを覚えておりまして、その当時でも2個で5000円という値段でとても庶民には手の届かない代物でした。でもその頃はまだ知名度も低く、もちろん「太陽のたまご」なんて名前もなく、宣伝も兼ねて店頭試食が空港では常時行われていて、その試食を食べるだけで幸せな気分になるほど美味しいものでした。私もお中元やお歳暮で贈答品として贈ったことはありましたが、自分ではまるごとを食べたことはありませんでした。 アメリカに来てからは、マンゴーはウソのように安い値段で手に入り、種類は少し違うと思いますが、似たような品種のものがメキシコ産で1個1ドル前後で食べられることを知り、宮崎のあの値段は何だったのだろうと思い返してみたものでした。安売りの時などは有機栽培のものが1個50セント ぐらいになることもあるので、それを10個ぐらい買って、ハズレ品を選別して食べても宮崎の値段の10分の1にもならないし、経済的にはまったく割りに合わない値段だったなと今でも旨いマンゴーに当たる度に、変に満悦したりしていました。でも、2個5000円は今の値段と比べるとまだ大バーゲンということですね。楽天市場なんかでも2個2万円ぐらいからスタートなんですね、知りませんでした。何でも有名になると大変な値段がつくものですが、これでこちらでマンゴーを食べる時は、更に満足度が高まりそうな気分です(笑)。今では、宮崎に住んでいてもまともな値段では食べられないんでしょう、きっと。地元経済の活性化にはいいんでしょうけど、地の利というか、そこに住んでいることで得られることが結局は減り、住人が豊かさを実感できなくなってしまうことがないように願いたいものです。例えば、観光客が増えたためにラーメン屋に気軽に行ってもなかなか食べられなくなってしまったとかいうようなことが発生しているとかあると、ちょっと魅力半減ですよね。まあ、東国原知事のおかげでこんなに宮崎の知名度が上がってすごいなと思っていたのですが、生活実感として豊かさを失わないようにしつつ、地域経済を活性化するのは難しいのかもなぁとか、マンゴー20万円で考えてしまいました。

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