ジョコビッチ 3強を3連破

USオープンの前哨戦、ロジャーズオープンで、ジョコビッチがなんと決勝でフェデラーを破って優勝という番狂わせがありました。

この試合のフェデラーは、いつもの冴えがなくバックハンドショットはまったく決まらず、ミス連発でした。フォアハンドはかろうじて決まるもののジョコビッチのペースを崩せず、押し切られたという感じの負け方でした。王者もたまにはこういうちょっと冴えない試合があるのだなぁという感じでした。来週の試合とUSオープンでは、いつものショットを取り戻してもっと試合を盛り上げて欲しいと願っております。

ジョコビッチは、この大会で準々決勝でロディック、準決勝でナダル、決勝でフェデラーと上位選手を3回連続で打破したので、これは単なるまぐれではありません。この選手は、これらの上位選手3人の物まねをするようなやからで(ウィンブルドン大会でやっていました。確かにうまいんです。)、そのことから察するにかなりこれらの選手を観察研究していると思われます(笑)。これでかなり自信をつけたでしょうからUSオープンでは台風の目になる可能性が出てきました。まだ20歳という若さですから、年齢からすると長期的にはナダルとライバル関係を築くのでしょう。

そういう長期的な視点から見ると、フェデラーは、ジョコビッチがロディック、ナダルと連破したのを見てかなりのプレッシャーを感じたのではないかと思います。ナダルとジョコビッチの試合の前のインタビューでは、フェデラーは、ジョコビッチにも勝つ可能性がかなりあると言って五分五分の見方をしていましたから、 その辺の勢いを感じていたのだろうと思います。その予想が奇しくも当たってしまったため、小さい大会ではあるけれども、追い上げてくる勢いのある若い選手にいつかは敗れる恐怖心みたいなものが王者のミスを誘発したのだろうと思います。

フェデラーはまだまだ下降線には入っていませんから、ここから気持ちを切り替えてUSオープンに望むことを信じて、どのような雪辱戦を見せてくれるかを楽しみにしたいと思います。

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