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USオープン フェデラー準決勝へ

今日のUSオープンの試合は、女子は準々決勝でビーナス・ウィリアムスが見事に逆転勝ちでヤンコビッチを破って準決勝に進出しました。内容はかなり荒かったですが、第2セットからは勢いを取り戻し、全体的にはパワーで勝ったという感じでしたが、両者いいショットの連続で、いい試合でした。 しかしながら何といっても豪華な対戦だったのは、男子準々決勝のフェデラー対ロディックでしたね。解説にはマッケンローだけでなくアガシまでゲストに迎えて豪華な解説陣。でもアガシ、ちょっと喋りすぎみたいな感じでしたけど。USオープンの歴代の優勝者らも多数観戦に来ており、試合開始前から非常な盛り上がりを見せていました。 肝心の試合はといえば、スコアだけ見ればフェデラーのストレート勝ちということなんですが、ロディックは持てる限りの実力を出して敗れたという感じでした。特に第1セット、第2セットは、両者共ノーブレークですべてサービスゲームキープしてのタイブレークで、タイブレークも僅差でフェデラーが制したという非常に見ごたえのある内容でした。ロディックはサービスの調子も良く、ファーストサーブは平均130マイル、セカンドでも平均110マイル、最速は140マイル台という豪速サーブで、さすがのフェデラーも手が出せずという場面が多く、今日はひょっとしたらロディックいけるかなと思わせるような素晴らしいショットの連続でした。 第3セットに入るとフェデラーも目が慣れてきたのかコースを読み始めたのか、ロディックのサービスに反応がよくなり、ロディックのサービスゲームを始めてブレークしたところで、勝負あったという感じでした。ロディックが1セットも取れなかったのは残念でしたが、非常にいい試合でした。こういう試合は、ジョコビッチやナダルではできないだろうなというような華のあるというか、何とも表現しがたいですが、テニスの醍醐味をスカッと味合わせてくれるような試合で、本当に素晴らしいです。 結果的に、今のところ私の優勝予想のフェデラーとビーナスは勝ち上がりました。さて、どうなることやら。

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USオープン ナダル、フェラーに敗ける

USオープン、同じスペイン人同士の対決でナダルがフェラーに敗退してしまいました。 うーん、残念。ナダル対ジョコビッチかナダル対フェデラーの対戦を見たかったので、ここで負けるとは。大会前から膝の調子やら手の調子やら、何かコンディションが悪かったみたいなので、この大会は難しいかなとは思っていましたが、フェラーの軽快なフットワークを崩せずにずるずると相手がペースアップしていくうちに負けてしまいましたね。最後の方でナダルが右足が痛くて倒れこむように座り込む場面があり、解説のマッケンローもナダルがそういう姿を見るのは初めてだと言っていました。試合途中でも手を氷で冷やしたり、本当に悪いコンディションだったようです。今回の怪我が一時的なものに終わって息の長い選手であって欲しいと思います。 それにしても、今日のジョコビッチの試合もやたら長かったですし、 もう少し試合時間を短くするためのルール導入が必要な時期に来ているのではという感じがします。ジョコビッチのサーブ時の玉をコートにつく回数が19回とかは完全に規制すべきです(笑)。ナダルの試合が終了したのはニューヨーク時間では夜中の2時近くですからね。観客もご苦労様という感じです。ところで、今回のUSオープンは番狂わせが結構多いのと怪我で退場する人が結構いて、予測が難しいですね。私の現時点での予想は、男子はフェデラーの優勝(4連覇は新記録)、女子はビーナス・ウィリアムスの優勝です。でも、明日はロディックが気合を入れて久々にフェデラーを負かすなんて場面があったらドラマチックでいいんですが、とにかくいい試合を期待しています。

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今さら知った英語表現 – 4

いよいよテニスのUSオープンが先週から開幕しました。今は、中盤戦ですが、一昨日ぐらいのフィッシュの試合前インタビューで、ブレークの5セットフルセットマッチでの初勝利(なんとこれまでは9回全敗だそうです)についてコメントしていたときに出た表現で、「重荷をおろす」みたいな意味なのかなと思って、アルクのサイトで調べてみると「悪い癖」みたいな意味のようだということを理解して、「彼は5セットマッチにもつれこむと負ける悪い癖を克服した」みたいな表現で使っていたようで、あぁなるほどと思った次第です。 monkey on one’s back なんか英語でも猿を使う表現はあまりいい意味でないことが多いみたいですね。

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ジョコビッチ今週はいきなり負け

先週、王者フェデラーを破ったジョコビッチ、今日は、いきなりずっとランクが下のモヤにストレートで負けましたね。なんかトーナメントの間の時間が短くて準備できていなかったと言い訳してたようですが、その辺がやはり経験不足であり、精神面での安定度がまだまだという感じですね。 まあ、USオープンには、ちゃんと準備して出てきなさいということですね。

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ジョコビッチ 3強を3連破

USオープンの前哨戦、ロジャーズオープンで、ジョコビッチがなんと決勝でフェデラーを破って優勝という番狂わせがありました。 この試合のフェデラーは、いつもの冴えがなくバックハンドショットはまったく決まらず、ミス連発でした。フォアハンドはかろうじて決まるもののジョコビッチのペースを崩せず、押し切られたという感じの負け方でした。王者もたまにはこういうちょっと冴えない試合があるのだなぁという感じでした。来週の試合とUSオープンでは、いつものショットを取り戻してもっと試合を盛り上げて欲しいと願っております。 ジョコビッチは、この大会で準々決勝でロディック、準決勝でナダル、決勝でフェデラーと上位選手を3回連続で打破したので、これは単なるまぐれではありません。この選手は、これらの上位選手3人の物まねをするようなやからで(ウィンブルドン大会でやっていました。確かにうまいんです。)、そのことから察するにかなりこれらの選手を観察研究していると思われます(笑)。これでかなり自信をつけたでしょうからUSオープンでは台風の目になる可能性が出てきました。まだ20歳という若さですから、年齢からすると長期的にはナダルとライバル関係を築くのでしょう。 そういう長期的な視点から見ると、フェデラーは、ジョコビッチがロディック、ナダルと連破したのを見てかなりのプレッシャーを感じたのではないかと思います。ナダルとジョコビッチの試合の前のインタビューでは、フェデラーは、ジョコビッチにも勝つ可能性がかなりあると言って五分五分の見方をしていましたから、 その辺の勢いを感じていたのだろうと思います。その予想が奇しくも当たってしまったため、小さい大会ではあるけれども、追い上げてくる勢いのある若い選手にいつかは敗れる恐怖心みたいなものが王者のミスを誘発したのだろうと思います。 フェデラーはまだまだ下降線には入っていませんから、ここから気持ちを切り替えてUSオープンに望むことを信じて、どのような雪辱戦を見せてくれるかを楽しみにしたいと思います。

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ウィンブルドン男子決勝

いやー、今日のウィンブルドン男子決勝は素晴らしい試合でした。久しぶりにテニス中継を見ていて涙が出るほどに感動させてくれる試合でした。去年のUSオープンでのアガシ対バグダディスの試合も結構感動したのですが、それをはるかに上回る中身の濃い試合でした。 これまでのグランドスラム優勝回数の歴代1位はサンプラスの14回だそうで、エマーソン(Roy Emerson)が12回で2位、ボルグとレイバー(Rod Laver)が11回、これにフェデラーが10回で続いていたわけです。この内ボルグは11回のうち6回が全仏、5回がウィンブルドンで、しかも同じ年に両方共優勝したのが3回もあり、80年以降、同じ年に全仏/ウィンブルドンの両方優勝を達成した選手は出ていないそうで、ナダルは久しぶりにその偉業に挑戦する選手という設定。ボルグが凄いのは、その上にウィンブルドン5連覇という偉業も達成していて、フェデラーはこちらの記録に並んで来年さらにそれを超えられるかどうかという設定。というわけで、どちらも非常に素晴らしい記録がかかっていたので凄い試合が予想されましたが、本当に素晴らしかったです。 第1セットからタイブレークにもつれ込む接戦でフェデラーがまずはこれを制しました。 第2セットをナダルが取り返したところで、試合がおもしろくなってきましたが、第3セットもタイブレークにもつれこみ、結局はフェデラーが制したところで、ほぼ勝負はあったのかなという感じがしました。ところがナダルはまったく引くことなく第4セットの第1ゲームはナダルがいきなりフェデラーのサービスゲームをブレークして、試合の行方が掴めなくなって、フェデラーのサービスゲームである第3ゲームも連続ブレーク。その第3ゲームでは30-30となったところでナダルのショットがアウトのコールにナダルがチャレンジ。電子判定はなんとINで、それもかするかどうかという僅差の判定。電子判定は精度90%程度らしく、フェデラーなんかは導入に反対の方だったらしく、珍しくこの場面ではかなり不服そうに主審に抗議していました。ナダルはその後自分のサービスゲームをしっかりキープして、4-0とリード。その後もそのままリードを守って一気に2セットオールで試合は振り出しに。フェデラーがウィンブルドンでフルセットに持ち込まれたのは、なんと2001年に4回戦でサンプラスを破った試合以来だそうで、これで一気に試合が盛り上がりました。しかもそれ以前のフルセットマッチでは2敗しているんですよね。 フルセットマッチの両者の戦績 フェデラー 9勝10敗 (今年はフルセットマッチはなし) ナダル 9勝2敗 (今年は3勝無敗) これで最近勢いのあるナダルが一気に波に乗るような雰囲気で2ゲームも15-40からのフェデラーのサービスゲームでブレークチャンスがあったのですが、そこは流石フェデラー、2ゲーム共、崩れずにしっかりとキープ。第6ゲームのナダルのサービスをトリプルブレイクポイントで追い込み、実際にブレイクを決めたショットでは、フェデラーが闘士を剥き出しにして吼えるまでにナダルがフェデラーを追込んでいたと思います。その後のサービスゲームはサービスエースの連続でナダルにポイントを奪わせずにキープしナダルを威嚇するかのようでした。しかしながら少しもひるまないナダルは次の自分のサービスゲームもジュースを何回か往復する接戦でしたが結局は疲れが出始めたのかショットが冴えずフェデラーにそのゲームを取られフェデラーの勝ちが決まったのでした。 最終結果は、7-6、4-6、7-6、2-6、6-2という内容でスコアだけ見るとわかりにくいですが、技術は、ほぼ互角で精神的な戦いにまで達していたと思います。 その証拠に優勝が決まった瞬間、普段は絶対に見せない感激の涙でフェデラーの瞳があふれていました。アナウンサーもいとも簡単にここまで来たかのように見えながらも、ウィンブルドンで34連勝はやはり並大抵の精神的戦いではなかったことをこの涙が物語っているというようなことを言っていました。解説のジョン・マッケンローも今日の試合は間違いなくウィンブルドン史上に残る名勝負であると断言していました。私も本当にそう思いました。これが簡単にフェデラーが勝つような試合であれば、ただ凄い記録だねで終わっていたと思うのですが、ナダルのおかげで強敵(フェデラーにとっては天敵でもある)を破っての記録達成ということで記録の価値が何倍にもなったと思います。ナダルも天候の関係で運悪く7日連続での試合となり、これまでの試合時間もフェデラーの約倍と、疲労が心配されましたが、その状況でフェデラーをここまで追い込んだのは立派としか言い様がありません。 フェデラーの2004年から今年のこれまでを含む4シーズントータルの対戦成績は282勝20敗で勝率93%です。ところがこの内訳がおもしろくて、ナダル以外の選手に対しては、278勝12敗なのに、ナダルに対しては、4勝8敗と極端に分が悪い。いわゆる苦手選手、天敵です。この前の全仏ではナダルがフェデラーを破って全仏3連覇達成でしたしね。 今日の試合は、イギリスだからかどうかわかりませんが007シリーズでジェームズボンド役だったピエルス・ブロスナン(Pierce Brosnan)も観戦しに来ていて中継で映されていました。それよりも何よりも、今年は5連覇の偉業を達成したボルグ本人が観戦しに来ていて、マッケンロー、ボルグ、コナーズが揃ってセンターコートでファンに手を振っているシーンなんかが映されていたのも、ちょっとおもしろかったです。 今年はロディックがガスケに2セットリードからのまさかの逆転負けを見て(この試合のガスケは素晴らしかったのですが、その後のフェデラーとの試合では全く冴えなかったのが残念でした)、女子の方がちょっと調子の波が激しい選手ばかり勝ち進んで、決勝戦もビーナス・ウィリアムスの一方的な試合でつまらなかったので、今日みたいに頂点対決みたいな試合は決勝にふさわしく、とにかくいい試合でした。次のグランドスラムは8月のUSオープンですが、来年のウィンブルドンが今から待ち遠しいです。

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